成功するための思考法や仕事術を学べるビジネス書は、仕事に役立つだけでなく、時にはより良い人生の送るためのヒントを得ることもできる。良いビジネス書に出合えば、仕事観、人生観が劇的に変わることも。そこで今回は『Kindle Unlimited』で読めるおすすめのビジネス書10選を紹介する。
読書量と年収は比例するとよく言われるが、孫正義さんは起業したての頃、3年半で3000冊もの本を読破したという。年収を伸ばしたい人や仕事で成果を上げたい人は、月額料金980円で200万冊以上の本が読み放題の『Kindle Unlimited』を利用して、読書量を上げてみよう。
■悩みがそこに「ある」ことを理解することから始まる一冊
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』(草薙龍瞬/KADOKAWA)は、悩みは消すことができるという言説のもと、著者の草薙氏がブッダの教えを詳しく説いた本だ。本書では、ブッダの考え方について「超合理的で、超シンプル」と説明している。実は汎用性がある方法論のため、誰でも日常生活に活かすことが可能なのだ。心が辛く悲しいときや、感情に左右されがちだと自認している人にこそ、読んでみてほしい一冊である。
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■株式投資の入門書、配当金が欲しいあなたに
日本株の配当投資を専門とする、現役サラリーマン投資家による初の著書『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!』(長期株式投資/KADOKAWA)は、優良企業の株を買い続ける長期配当投資を行うメリットや、そのノウハウが詰まっている。実際に著者が保有している銘柄なども記載されているため、投資に挑戦してみたいというときにも役に立つ。株式投資をしてみたいけど、自信がないという初心者の方にオススメしたい一冊だ。
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■決算書をマスターしたいなら読むべき本
公認会計士を目指していなくとも、ビジネスマンであれば読めるようになりたいのが決算書である。決算書の読み方が分からない初心者の方でも理解しやすく、図解を用いて説明している本書『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』(大手町のランダムウォーカー/KADOKAWA)」から学ぶのも良いだろう。他にも、本書に出てくるキャラクター達が会話やクイズなどで決算書の読み方を教えてくれる。ただ文章だけが書かれているよりも、分かりやすいとの声が多い。決算書が読めるようになれば、数字の裏に隠されたビジネスの動きが分かるようになるはずだ。
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■「やりたいこと」を見つけるには……? 転職や就活の際に身につけたい考え方
世の中が複雑化して、選択肢が増えたからこそ「やりたいこと」が決まらないという人も多いのではないだろうか。『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』(八木仁平/KADOKAWA)は、タイトルの通り、自分が本当に「やりたいこと」をどうやって見つけるのか教えてくれる本だ。人生の3分の1は仕事をしているとよく言われているが、このメソッドを身につければ、転職や就活などがグッと楽になるはず。
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■人生を有利にするメンタルの作り方を教えてくれるビジネス書
人生の成功者と、そうでない者の決定的な差は、心が強いかどうかである。『神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り』(星渉/KADOKAWA)では、人生で成功するための秘訣を、メンタルの強さだと分析しているのだ。そしてメンタルが強い人になるには? という問いに対しても、「自己評価・自己肯定感の向上」で、解決することが出来るという。また、目標を実現するための方程式についても本書では言及されている。現実(未来)=目的地×手段×メンタル、という成功するための方程式を学んで、ぜひ自分の人生を輝かせてほしい。
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■ブッダの教えを知れば人生が豊かに!
ブッダの教えとはなんなのか。仏教というと何となく難しい話をイメージしてしまうが、『ブッダが教える愉快な生き方』(藤田一照/NHK出版)では、仏教と禅の原点でもある「ただ坐る」「何もしない」「受け入れる」などのオーガニックな生き方を簡単に説明している。著者は、世界最大のコーヒーチェーン店「スターバックス」などの大手企業に坐禅を指導した藤田一照氏。本質的な仏教の教義を知りたいけど、宗教は奥が深すぎて手を出しにくい、という方にこそ読んでほしい。理解すれば人生がより豊かになるはずである。
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■人類学の観点から知る「わたし」の存在とは
『はみだしの人類学』(松村圭一郎/NHK出版)は、世の中のさまざまな問題を、文化人類学の観点から明らかにした一冊。多様性とは? 自分とは? 普段は考えもしない物事を、異文化や他者との関わり合い方を通して考える。本書は「つながり」「はみだし」というキーワードを基に、「わたし」を知るためにはどうすればいいのかが記されている。最後は、自分とは考え方も違う人々のおかげで、ようやく自分自身を理解出来るということが分かるはず。平易な言葉で書かれているため、人類学を知りたい方にもオススメしたい一冊だ。
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■全体主義は何故、悪なのか? ハンナ・アーレントの著書をひもとき考える
ドイツ系ユダヤ人のハンナ・アーレント氏は、ナチスによるユダヤ人大量虐殺問題に取り組んだひとり。『悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える』(仲正昌樹/NHK出版)は、数あるハンナ・アーレント氏の著書を基に、排外主義的思潮や強権的政治手法との向き合い方について解説した本である。詳しくない方でも、全体主義の説明や、歴史から実例を挙げて説明しているため読みやすい。本書の第4章『「凡庸」な悪の正体』を読むことで、現在でも続いている宗教的世界観が何故悪なのか輪郭を掴むことが出来るだろう。
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■現代を生きやすくするヒントは、浄土真宗にあった……?
『歎異抄 仏にわが身をゆだねよ』(釈徹宗/NHK出版)は、浄土真宗の宗祖で仏教家の親鸞を師事していた、河和田の唯円が作者と言われている『歎異抄』を読み解いた一冊。「悪人正機」などの言葉に代表されるように、自分の罪を自覚し、他力本願の悪人こそが仏によって救われるという理由とはなんなのか。本書を通して浄土真宗の教えを探ることで、現代を生きる我々へのヒントが見えてくる。全く宗教が分からない方でも、平易な文章と説明でとっつきやすい。まずはこの本から浄土真宗を学んでみてもいいだろう。
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■男と女の脳の違いを分かりやすく解説
男と女の性差は、肉体だけでなく脳にも違いがあった。「男が話をする目的は解決策を得るため」だが、「女が話をする目的は人間関係づくり」というのは、よく聞く話だろう。『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』(アラン・ピーズ:著、バーバラ・ピーズ:著、藤井留美:翻訳/主婦の友社)は、何故そこまで考え方に差異があるのか、理由や解決策を記した本だ。もし現在パートナーが居る方であれば、より理解を深めるキッカケになるはずだ。
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