13年ぶりに名古屋・栄に「キルフェボン」　県産イチジク使う記念限定タルトも

　タルト専門店「キルフェボン名古屋栄」（名古屋市中区栄3）が5月28日、矢場公園前にオープンする。名古屋への出店は13年ぶり。（サカエ経済新聞）

　タルトや紅茶などのドリンクをイートインで提供する「キルフェボン名古屋栄」のカフェスペース

　店舗面積は約175平方メートル。360度ぐるりと回って商品を見ることができるショーケースに、約20種類のタルトを並べる。商品ラインアップは「季節のフルーツタルト」（1ピース、イートイン＝1,221円、テイクアウト＝1,198円）、「イチゴとピスタチオクリーム」（同＝1,430円、同＝1,404円）、「特選 宮崎県産マンゴーのタルト」（同＝3,520円、同＝3,456円）などで、季節によって変わる。タルトはホールでも販売する。

　オープン記念の限定タルトで、愛知県産イチジク約7個分を敷き詰める「愛知県 天野イチジク農園産 イチジクのタルト」（同＝2,486円、同＝2,440円）と、約1玉分のクラウンメロンを使い、名古屋城のしゃちほこの尾びれをイメージしたデザインの「特選 静岡県袋井産 クラウンメロンとバニラムースのタルト」（同＝3,047円、同＝2,991円）も用意。販売は8月31日までの予定。

　店長の土佐文子さんは「四季折々の厳選したフルーツをふんだんに使うキルフェボンのタルト。フルーツやクリームにより生地の種類やフレーバーが異なり、バリエーションは70種類近くある」と話す。

　2人掛けのテーブル席を設置するカフェスペースも用意。静岡県産の茶を使った「柑橘（かんきつ）とスパイスのブレンドティー」、イチジクの葉を使う同店限定の「イチジクのブレンド」（以上880円）など紅茶や煎茶をベースにしたオリジナルブレンドティーのほか、コーヒー、ジュースを提供する。店内とテラスに合わせて20席ほど用意する。

　店内では同ブランドのロングセラー商品の焼き菓子「バトン」のほか、クッキー、パイなど、季節商品のゼリーなどのアイテムも販売。広報担当者の春山さんは「バトンはイチジク、クランベリーのほか、黒豆など和の素材の種類もある。山形県産のラ・フランスや青森産の白桃などがあるゼリーは大ぶりのカットフルーツが入り食べ応えがある」と説明する。

　土佐さんは「13年ぶりに名古屋で新たな一歩を踏み出せることができてうれしい。時代やお客さまのニーズが変化する中でも、キルフェボンらしいおもてなしとサービスを大切にし、名古屋の皆さまと共に歩んでいきたい」と話す。

　営業時間は11時～20時。