冷凍室のお肉を「化石」にしない!種類別「大容量パック」の冷凍法 / 撮影/林 ひろし
肉の大容量パックは、まとめ買いしたもののうまく冷凍できず、冷凍室で「化石」化させてしまいがち。そこで、大量に買った肉を、最小の手間で効率よく小分け冷凍にする方法を伝授します! ラップに小分けするのは必要量だけ解凍するため。袋に入れるのはニオイ移りを防ぐためです。
中山真由美さん / 撮影/林 ひろし
教えてくれたのは…
▷整理収納アドバイザー中山真由美さん
Ritta Stanza(リッタ スタンツァ・やさしい空間)代表。お部屋と心のカウンセラー。2007年から整理収納アドバイザーとして活動。個人、法人だけでなく、整理収納アドバイザーを支援するサービスや講座も開催する。
とり肉、ひき肉、こま切れ肉の、大容量パック冷凍法
■とり肉の場合
①ラップにとり肉を載せる
とり肉の冷凍法1 ラップにとり肉を載せる / 撮影/林 ひろし
トレイからとり肉を1枚取り出し、ラップの上に載せる。ラップの端は切らずにそのままで。
②ラップを折り返し、とり肉をもう1枚載せる
とり肉の冷凍法2 ラップを折り返し、とり肉をもう1枚載せる / 撮影/林 ひろし
ラップを折り返し、別のとり肉を重ね、さらに折り返して2枚まとめて包む。1枚ずつ包むよりラクでエコ。
③冷凍用保存袋に入れて冷凍
とり肉の冷凍法3 冷凍用保存袋に入れて冷凍 / 撮影/林 ひろし
包んだものを冷凍用保存袋に入れ、冷凍室へ。袋に余裕があればもう1セット入れ、まとめて冷凍しても。
■ひき肉の場合
①ラップを十字に敷いてひき肉を載せる
ひき肉の冷凍法1 ラップを十字に敷いてひき肉を載せる / 撮影/林 ひろし
縦横にラップをクロスさせ、その上にひき肉を載せる。トレイごとひっくり返し、トレイだけ取るとうまく載る。
②箸で切り目を入れる
ひき肉の冷凍法2 箸で切り目を入れる / 撮影/林 ひろし
1回分ずつに分ける。箸を使って十字に切り目を入れると、ちょうど1/4量になり、凍っていても割りやすい。
③冷凍用保存袋に入れて冷凍
ひき肉の冷凍法3 冷凍用保存袋に入れて冷凍 / 撮影/林 ひろし
そのままラップで包み、薄い長方形になるように形を整えて冷凍用保存袋へ。その後冷凍室の上段で冷凍。
■こま切れ肉の場合
①トレイからラップに移す
こま切れ肉の冷凍法1 トレイからラップに移す / 撮影/林 ひろし
ラップを敷いたら、そのままバサッとトレイごとひっくり返し、こま切れ肉を載せる。ラップの端は切らないで。
②使う分ずつ分ける
こま切れ肉の冷凍法2 使う分ずつ分ける / 撮影/林 ひろし
1回で使う量を想定し、その量ごとの塊を作り、ラップの上でそっと引き離す。
③離した状態でくっつかないようにラップする
こま切れ肉の冷凍法3 離した状態でくっつかないようにラップする / 撮影/林 ひろし
ラップを折り返し、塊がくっつかないようにしてラップで包む。冷凍用保存袋に入れて冷凍する。
※素手で触ると細菌が繁殖するおそれがあるので、作業の際はビニール手袋の使用をおすすめします。
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肉の大容量パックは、そのまま冷凍室に入れると化石化まっしぐらになりがち。でも、きちんと小分けして冷凍すれば、安くおいしい肉を食べられます。上のカンタン冷凍法を、ぜひ実践してみましょう!
監修/中山真由美 撮影/林 ひろし 取材・文/宇野津暢子