「勉強しなさい」と言われると勉強したくなくなる。「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。テストの前の日に限って部屋の掃除がしたくなる。
理由はよくわからないけど、誰もが一度は経験したことのある「あるある」な現象ではないでしょうか? 実はこうした現象にはちゃんと理由があったり、研究者によって名前が付けられていたりするんです。それでは、そんな「ふしぎ現象」の名前と由来を、楽しいイラストとともに見ていきましょう。
これを知れば、家族や友達に自慢気に語れること間違いなし! ご近所さんとの会話や職場でのエレベータートークにもぴったりです。
※本記事は「ふしぎ現象」研究会 編集、ヨシタケシンスケ イラストの書籍『大人も知らない? ふしぎ現象事典』から一部抜粋・編集しました
~大人も知らない? ふしぎ現象~
テストの前の日になると部屋の掃除がしたくなる…ナンデ?
それは… セルフ・ハンディキャッピング
親に「片づけなさい」と言われてもいないのに、テスト勉強をしなくてはいけない日はなぜか部屋の掃除がしたくなりますよね。これは「セルフ・ハンディキャッピング」という心の動きだといわれています。もしテストの点が悪くても、「掃除をしていたから」など、自分に言い訳ができるようにしているのです。確かに、絶対100点が取れそうなテストの前の日に掃除をしたりはしませんよね。
■ふしぎ現象コラム
「ハンディキャップ」とは、他と比べて不利な条件のことをいいます。「セルフ」とは「自分自身」という意味なので、自分で不利な状況を作っていることになるわけです。
編集=「ふしぎ現象」研究会、イラスト=ヨシタケシンスケ/『大人も知らない? ふしぎ現象事典』(マイクロマガジン社)