ヘアアクセを使わずにゴムを隠して髪を結ぶ"ゴム隠し"テクニック。自分でできればワンランク上のおしゃれが楽しめます。簡単にできるゴム隠しポニテのやり方を、ヘアスタイリストさんに教えてもらいました!
最初にしっかりブラッシングをします。ブラシは目が細かいほうが髪の絡まりを防ぐ効果があります。(※画像のブラシは、細かい天然毛と先端が球状のナイロン毛の二重構造のもの)
さらに、ツヤ感を出して髪をまとめやすくするためにスタイリング剤やヘアケア用品を事前になじませます。このとき、スタイリング剤を手のひらによく伸ばして、内側から外側、表面にしっかりとなじませていきます。
内側からつけていくことで、スタイリング剤をうまくなじませきれなかったときでも、外側から見たときの偏ったベタつきを目立ちにくくできます。毎回スタイリング剤を上手に付けられないという人は、"髪に吸わせていくイメージ"でやってみるといいですよ。
ゴム隠しポニテをするときは髪は巻かなくてもできますが、巻いた状態でまとめることでより雰囲気がアップします。もし時間に余裕があったりお出かけの予定がある場合は、巻いてみてくださいね。巻き方は自由ですが、巻くなら毛先に少しでも丸みが残るとよいでしょう。
まず、コンビニや100円ショップなどにあるシリコンゴムを二つ用意して繋げます。
〈1〉のゴムに〈2〉のゴムを重ねる⇒左手で青い丸印部分をつまみ、右手で下から赤い丸印部分をつまんでそのまま引っ張る。そうするとゴムを繋げることができます。
〈2〉に〈1〉を重ねてもつまむ指を逆にすれば同じ手順でできますので、やりやすいほうでトライしてみてください。
①繋げたゴムの片方の輪っかを使い髪を結んでいきます。
②結び終わったら残っているもう片方のゴムが上にくるようにします。
〈POINTO〉このタイミングで髪をほぐしてラフな感じにしておきます。爪と爪で細かい毛束を2~3本引き出すと他の毛もついてくるので、全体のバランスを意識しながらほぐしましょう。上だけではなく、ゴムで結んである下側の毛も引き出してニュアンスを出します。
③結んだ毛束の右側から(左側でもOK)多少の厚みの量の毛束をとって、上に向けたゴムを下にしてその上からとった毛束をグルグルと巻き付けます。
④残してあったもう一つのゴムで巻きつけた毛束を結びます。まだこの時点ではゴムが見えている場合がありますが、
⑤最後に毛束を二つに割って引っ張りながらキュッと締めます。そうすると巻いた部分がしっかり固定されて、ゴムも隠れます。
巻き付けた毛束を軽くほぐして完成です。
今回はゴム結び位置は低めにしましたが、ご自身の好みやその日の気分で変えてゴム隠しポニテを楽しんでください。また、前髪やおくれ毛がある人は緩く巻いてクセづけしてあげると、より素敵に仕上がります。
ヘアスタイリストさんに教えてもらったやり方…果たして一人でもできるのか、モデルさんが試してみました。
結んで…
毛束をとって…
くるくる巻きつけて…
セルフでも簡単に出来ました!
この結び方からのアレンジで、崩れにくいお団子ヘアに早変わりさせる方法をお伝えします。
①新しくシリコンゴムを二つ用意します。一つに結んである毛束を二つに割り、やりやすい方の毛束を三つ編みにします。
〈POINT〉三つ編みを止めるときは毛先を折り返すようにして止めます。こうすることで最後にお団子にしたときに毛先がピンッと出てくるのを防げます。
〈POINT〉この時点で爪と爪で三つ編みを少々ほぐしておくとお団子アレンジにニュアンスがつきます。
③次に残ったほうの毛束をねじりながら、三つ編みをした毛束の根元に崩れにくくするためしっかりと巻き付けていきます。
④毛先が10cmくらいの余りになったら三つ編みをした毛と合流させてお団子にするイメージで一緒に巻き付けて、最後に余った毛先を入れ込んでゴムで止めて完成です。
ここでもお団子にところどころ軽くほぐしを入れて、こなれ感を出してみてもいいと思います。
三つ編みを止めるときに毛先を折り返すようにしているので、お団子から毛先がピンッと出るのを防ぐことができました。髪の量や長さでお団子の大きさや形も変わりますが、特に毛量がある方は巻き付けたお団子が縦長になってしまうこともあるので、そうなれば手のひらで上からギュ~ッと潰すようにしてあげると形が整います。
ゴム隠しをするには毛量や髪の長さが微妙だという方もいるかもしれません。そんなときは、ゴムのサイズを小さくしたり細いものにしてみる、髪色とゴムの色を合わせてみたりすることで、完全にゴムを隠せなくても、目立たせなくする工夫はできると思うので、気負わずトライしてみてくださいね。
協力/TORU(『UG』ヘアスタイリスト)、Aoi(ヘアモデル) まとめ/暮らしニスタ編集部