「ラップをふんわりとかける」。よく見聞きしますが、皆さんはどのようにしていますか?「ラップを器にかけるときに少し隙間を作って空気の逃げ場ができるようにする」。これ、間違いらしいんです…。
そこで、正しいラップのかけ方をリサーチ!さっそく試してみました。
耐熱皿にじゃがいもを入れ、文字通り“ふんわり”ラップをかけてみました。写真だとわかりづらいかもしれませんが、右側に少し隙間を作り、中の空気の逃げ場を作っています。
確かに見た目としては、ピーンとラップを張らずにふんわりしていますよね。
耐熱皿よりも少し大きめにラップを切ります。
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次に、ラップを少し上に持ち上げ、中に空気を含ませるようにしたら…
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ラップをお皿の淵の部分にしっかり貼り付けます。
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これが正しい「ふんわりラップをかけた」状態です。見た感じ、ラップがかなりたるんでいますが淵の部分には隙間がなく、しっかり貼りついていますね。これで下準備は完了です。
ということで、この2通りの方法で、じゃがいもをレンチン(500Wで3分加熱)してみました。
空気の通り道があったので、ラップはへこんだりせず、レンチンする前とあまり見た目は変わりませんでした。
加熱直後はラップがこんもり膨れ上がり、その後周りの空気に触れたことで冷やされ急激にラップがへこみ、密閉された感じになりました。
ラップの中はかなり熱い蒸気が溜まっているので、ラップを開ける際にはくれぐれもやけどに注意してください!!
左側が正しい方法で加熱したじゃがいも。全体的に火が入り、きれいな粉ふきいも状態。一方、右側は中心部だけが粉ふきいも状態でその周りはあまり火が入っていないように見えます…。
めん棒でじゃがいもを砕いてみたところ、さらに違いが見えてきました!
正しい方法の左側はまんべんなく砕け、ホロホロっとしたおいしそうな粉ふきいもですが、間違った方法の右側はじゃがいもの中の水分が抜け切れておらず、なんだかべちょっとなっています。
試しに、ポテトサラダを作ってみたところ、正しい方法で加熱したほうが美味しかったです。ラップのかけかたの違いで、ここまで出来上がりに大きく差が出るとは思いもしませんでした!
取材・文/JUNKO ※人気記事を再編集して配信しています。