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Switch 2で遊ぶぞー! 『ひみつ展』で搭載技術の理解が深まる

  • 2025年6月5日
  • Gizmodo Japan

Switch 2で遊ぶぞー! 『ひみつ展』で搭載技術の理解が深まる
Image: Raymond Wong / Gizmodo US

任天堂のゲームハード新作、Nintendo Switch 2。ついに発売! …発売と入手できるかどうかは、まったく別の問題なんですけれど。

米任天堂の招待で、発売前に8時間限定で実機で遊んできた米Gizmodo編集部。8時間なんてあっという間、一瞬です。8時間の大部分は、本体同時発売の『マリオカート ワールド』やってたそうですけどね。

待ちに待ったNintendo Swtich 2、初めてやっとじっくり触ってみた…。以下、米Gizmodoのレビュー翻訳です。

ハンドヘルドゲーム機として、Switch 2は、初代と比べて大きなところも小さなところも全方位的にアップデートされています。

ジョイスティックはまだ小さいけれど、適切な力で的確な方向に動くその操作性はバツグン。プラスティク部分はマットなテクスチャで高級感あり。8年前登場の初代Switchと端末の厚みは同じで、少し重くはなったけど、それ以上に性能がアップしています。

アメリカ市場では450ドル(日本語版は4万9980円)。新作ハードにはその価格に見合う価値があると、消費者になんとか納得してもらいたい任天堂。心配無用、発売すればスペック以上の魅力があるとおのずと伝わることでしょう。

とはいえ、スペック以上の魅力は触ってみないとわからない。てことで、僕(Kyle Barr)と消費者向けテックチームのRaymond Wongで、Switch 2を発売前に触ってきました。触れた時間は8時間ほど。その大部分は『マリオカート ワールド』してました。が、もちろんSwitch 2の新機能であるゲームチャットも試してみました。ローンチタイトルの1つである『Nintendo Switch 2 のひみつ展』もプレイしてみました。

ジョイコンマウスももちろん試してきました! たぶん、多くの人にとって、ジョイコンマウスがSwitch 2初体験ではハイライトになると思います。マウスとしての反応もよく、手の収まり、フィット感もいいんです。光学マウスで、平らな場所はもちろん、太ももの上でもうまく機能します。

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

Switch 2を触っていると、なんとなく感じる古巣感。初代Switchとともに暮らした家に帰ってきた感じがありました。これは、新機能(ジョイコンマウス、ゲームチャット、おすそわけ通信)をのぞけば、Switch 2がまったく新しい端末というわけではないからでしょう。

また、それらの新機能も、初代Switchからより強化するのを目的として機能だからでしょう。つまり、Switch 2は初代同様、友達とただ単純にゲームで楽しく遊ぶのに最高なマシンだということ。本質的な魅力は変わっていないのです。

『Nintendo Switch 2 のひみつ展』で学ぶ技術のこと

モノとしての根本的魅力は継続しつつ、ハードとしてのスペックは上がっています。初代からどう変わったのか、任天堂のゲーム機はどう進化していくのか、それを学べるのがローンチタイトルの1つ『Nintendo Switch 2 のひみつ展』です。

そもそも任天堂のゲーム機は、ゲーミングパソコンとは違い、リフレッシュレート60Hzと120Hzの差がわかる人向けではありません。差がわかるどころか、リフレッシュレート? 可変リフレッシュレート? という人たちだって、多く購入するマシンです(リフレッシュレートとは、1秒間に何回描画できるかというディスプレイの性能。可変リフレシュレートとは、コンテンツによってリフレッシュレートを変更できること)。

難しい話は抜きで、どこがどうアップデートされたのか、ゲーム感覚でSwitch 2の技術を学び、体験することができます。プレイしているうちに自然とわかる仕組み。ミニサイズになったユーザーが、Switch 2の上を歩き回ってツアーします。

本体、スクリーン、ドック、ジョイコンと、パーツごとにクイズやミニゲームがあり。20fpsと120fpsを見分けるゲームや、ファミコン時代の『スーパーマリオブラザーズ』(256×240ピクセル)を4K画質でプレイしたらどうなるのかという体験系まで、幅広いコンテンツが準備されています。専門的に技術を解説されるより、こっちのほうが圧倒的にその進化がわかりやすい!

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

あまりに素晴らしいので、10ドル別売り(日本では990円 )ではなく、端末とセットにすればよかったのにと思います。

ついでにちょっとハードのアップデート部分に触れると、新しくなったJoy-Con 2は大きくなって大人の手でも馴染みよし。1080pで大きくなったスクリーンは、より明るく、よりカラフルに。4K対応の素晴らしさはどれだけ言ってもいいすぎることはないほど。

初代Switchは、リリース時からすでにアンダースペックという声もあった一方で、愛され続けてはや8年間。世界販売台数は1億5212万台、最も売れたニンテンドーDSの1億5402万台がすぐそこです(2025年5月時点)。長く現役ゲーム機でいたことで、気がつけばみんなが持っているゲーム機になっていました。友達の家に行くと必ずある、ジョイコンいっぱいあるからみんなでマリカする。当たり前のような流れでした。

モノとしての質、技術の進化は大切である。それをユーザーに伝えるのも大切である。だからこその『ひみつ展』なのです。

初代Switchもある意味「現役」

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

後継機であるSwitch 2の登場で、初代Switchは役目を終え…ません。

Switch 2で採用された新機能「おすそわけ通信」を使えば、まだまだもっともっと遊べます。おすそわけ通信は、ソフトを所有するSwitch 2ユーザーが、近くにいる人にソフトを共有して遊べる機能。ただ、これには条件があって、おすそわけできるのはSwitch 2のみ。おすそわけしてもらう方は、初代でも可能です。また、おすそわけで一緒にプレイできるのは、ローカル通信中(おすそわけ中)のみ。バイバイしてお家に帰った後はできません。機能が使えるのは、おすそわけ対応ソフトのみ。残念ながら、この機能、今回の8時間んでは体験できませんでした。

限定的な機能ではありますが、初代Switchもまだまだ現役なのです。

たった8時間だけですが、Switch 2が初代の上位互換であることがよくわかりました。初代ができたことはすべてできる。もっとうまくできる。画面が大きくなって、使い勝手がよくなった、まさに進化した端末です。より負荷の高いゲームにも耐えられる設計ですが、それは今後じっくりプレイしてみてから。

『マリオカート ワールド』の4人画面共有プレイでフレームレートの負荷が上がろうと、『マリオカート8』や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』で友達と集まって一緒にプレイしたあの楽しさは同じです。カメラを使った動画チャットは、複数人でプレイする楽しさを底上げしてくれます。

Switchは共同社会の中でこそ輝くゲーム機なんだと思います。ゲームが値上がりしていく中で、任天堂がSwitchが輝く場所を忘れないでいてくれることを切に願います。

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