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なぜ「ウェブ検索が得意な人」は生成AIとの付き合いがうまいのか

  • 2025年5月15日
  • Gizmodo Japan

なぜ「ウェブ検索が得意な人」は生成AIとの付き合いがうまいのか
Image: Shutterstock

Lifehacker 2025年4月21日掲載の記事より転載

ChatGPTなどの生成AIをうまく使いこなしている人には、ある共通点がありました。

それは、「検索がうまい」こと。

Web検索でいち早く欲しい情報にたどり着ける人は、AIとのやりとりでも高い精度で情報を引き出すことができるらしい、では、なぜそのような違いが生まれるのか。

その理由を紐解くと、彼らが日頃から行っている「言語化」「試行錯誤」「情報の見極め」といった思考の習慣が背景にあることがわかりました。

検索力が高い人が生成AIをうまく活用できる4つの理由

理由1:言語化力がある

検索上手は、自分が知りたいことをうまく言葉にできる。

「どう聞けば、必要な情報が出てくるか」を瞬時に組み立てる感覚が備わっているため、AIに質問するときにもそのスキルをうまく活用できている。

理由2:探索と絞り込みの切り替えがうまい

まずは広く調べてみる。そこから条件を絞りながら深掘っていく。この「探る→絞る」の思考は、AIとの対話にもそのまま応用できます。

つまり、一発で正解を出そうとせず、対話の中で精度を高めていく流れを自然とつかめるため、AIとも対話が弾むのだ。

理由3:情報の質を見極められる

検索慣れしている人は、「これは使える」「これは浅い」といった情報の質を嗅ぎ分けるのがうまい。

だからこそ、AIの出力もただ受け取るのではなく、自分で再編集して使える形に整えることができる。

理由4:試行錯誤に慣れている

検索もAIも、最初から完璧な答えは出ないことが多いもの。それでも、「まず試す」「少し変えてまた試す」ことを繰り返せる人は、着実に扱いがうまくなっていく。

試す→ずらす→拾う。このサイクルを回す力が重要なポイントとなる。

AI活用がレベルアップする5つのヒント

検索が得意な人の思考や行動には、すぐに取り入れられる工夫が詰まっています。AIに慣れるためにたくさん使ってみることも重要ですが、レベルアップしたいとき意識するポイントは次の5つ。

「どう検索するか?」を考えてからAIに質問する
→ 質問の言葉の精度が自然と向上します。 一度で完璧な答えを求めず、対話を通じて精度を高める意識を持つ
→ AIを「共同作業のパートナー」として捉えられるようになります。 同じ質問を、別の表現で繰り返してみる
→ 多角的な視点から答えを得られるようになります。 AIの回答の「その先」にある応用や具体的な使い道を考える
→ 得られた情報を自分の状況に合わせて活用する力が養われます。 質問する前に、自分で少し調べてみる
→ AIとの対話の質が格段に向上します。

検索が得意な人には、言語化・試行錯誤・見極めといった“思考の習慣”がある。それらはそのまま、生成AIと対話するときの基盤になっていた。

つまり、これまで培ってきた検索力は、生成AI時代にも活かせる確かな基礎スキルなんです。

「プロンプトは特別なもの」と構えすぎず、まずは気軽に聞いてみること。

その小さな一歩が、AIとの対話をよりスムーズにし、自分にフィットする使い方を見つける鍵となりそうです。

Screenshot: ライフハッカー・ジャパン via ChatGPT

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