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シャープ「AQUOS」スマホ発表会レポ! AQUOS R10は映像体験を高めるスマホに

  • 2025年5月29日
  • GetNavi web

2024年に人気を博したシャープのスマホ「AQUOS」。その人気を確固たるものにするため、新モデルが登場しました。ハイエンドスマホ「AQUOS R10」とスタンダードスマホ「AQUOS wish5」です。それぞれの発売時期と市場想定価格は下記のとおり。

 

AQUOS R10

2025年7月上旬以降/10万円程度〜

 

AQUOS wish5

2025年6月下旬以降/3万円程度

 

新製品の発表に合わせて発表会を開催。ここでは発表会で披露された製品の概要をレポートしていきます。

 

視聴体験を重視し、ディスプレイとスピーカーを進化

AQUOS R10はどんなシーンも高い没入感を得られるオーディオビジュアルと、目で見た感動を作品として収められるクオリティを持つカメラによる「生で観るより生々しい」がコンセプトの製品。特に映像の視聴体験を重視したモデルです。

 

ディスプレイは約6.5インチのPro IGZO OLEDを搭載しました。ピーク輝度は従来モデル「AQUOS R9」の1.5倍となる3000nitsで、解像度は1080×2340ドット。ピーク輝度を高めたことで明暗のコントラストも向上し、風景や夜景をリアルに描き出せるようになったといいます。リフレッシュレートは1〜240Hzの可変式を採用。

 

AQUOS R9もピーク輝度が2000nitsだったため、パッと見では輝度の高さを感じにくいですが、夕日や強い日差しが当たった壁などの細部を見比べると違いがわかります。

↑左奥の「AQUOS R8」と比べると画面の明るさがまるで違うAQUOS R10。

 

このディスプレイであらゆるコンテンツを楽しめるように、独自の「バーチャルHDR」機能にも対応しました。配信サービスのHDR非対応動画を明るく鮮やかにするため、よりリアルな映像体験を楽しめるとしています。

 

スピーカーは上下に配置し、上側には新開発の「フルメタルBOXスピーカー」を搭載することで音圧を上げ、パワフルなサウンドを実現したとのこと。下側はスペースを広く取ることができたため、フルメタルではないものの上側よりも大きなスピーカーを搭載しています。また、上下どちらのスピーカーもドライバーユニットを新開発したそうです。さらにDolby Atmosに対応し、音の広がりと高い臨場感も備えています。

↑スペースが限られる下側はフルメタルBOXスピーカーで音圧を上げ、スペースを広く取れる上側は大きめなスピーカーを搭載。どちらも新開発のスピーカーユニットです。

 

ライカ監修カメラには画像処理技術や色味補正機能が追加

カメラは引き続きライカカメラが監修しており、F1.9の標準カメラとF2.2の広角カメラを搭載しました。有効画素数はどちらも約5030万画素です。

↑特徴的なカメラの配置はAQUOS R10でも健在。

 

標準カメラには1/1.55インチの新しいイメージセンサーを搭載。イメージセンサーによって暗い部分のノイズを低減する画像処理技術も採用され、星やライトの輝きを引き立たせた夜景を撮影できるそうです。

 

また、周囲の光を測定して撮影時に正確な色味に補正する「14chスペクトルセンサー」を搭載しました。室内照明下など色味の調整が難しいシーンでも自然な色合いの写真を撮影できるとのこと。

 

さらにAIによる合成処理技術にも対応し、ディティールや階調を向上させたり、写り込んだ影をAIが消したりといったことが可能。影を消す機能は新たに書類などのテキストにも利用できるようになりました。

↑テキストに対応したAIによる影の除去。メモとして雑誌のレシピを撮影、あるいは必要に応じてマイナンバーカードを撮影なんてときも影を消してくれます。

 

動画においてはDolby Visionに対応したことで、「PROビデオモード」で撮影したときに鮮やかな色彩での撮影が可能です。このほか、AIが被写体を予測して追尾するオートフォーカス撮影もできます。

 

高画質な動画を長時間撮影してもパフォーマンスを落とさないための工夫も施されています。ベイパーチャンバーとCPUの間に、高熱伝導素材の銅ブロックを圧着した放熱構造を新たに採用しました。

 

生成AIにはカレンダー登録を促す新機能

AQUOS R9に搭載された生成AI機能はAQUOS R10でも引き継いでいます。通話の文字起こしはもちろん、留守電の要約、通話内容を解析して詐欺などの不審な電話をお知らせする迷惑電話機能などを利用できます。

 

さらに新機能として、電話で日付に関する内容があったらAIがカレンダーに登録するよう促してくれるようになりました。「29日に〜」といったピンポイントな日付はもちろん「次の土曜日」「来週水曜日」などの曜日でも対応します。ただし、時間まではAIで解析するのが難しいとのことでした。

↑通話の内容を分析して、カレンダーに登録を促してくれます。

 

↑従来モデルから生成AIの性能自体も向上。同時に会話記録を要約しているのですが、右のAQUOS R10の方が要約スピードが速いです。

 

デザインは引き続き、デザイナーである三宅一成さんのmiyake designが監修。従来モデルでも好評だったという、カメラを囲う曲線を採用しています。また背面には光沢感のあるガラス素材を使用しました。

↑カメラ周りが印象的ですが、全体的には主張が少ないデザイン。

 

スペックはCPUがSnapdragon 7+ Gen 3、メモリーは12GB、ストレージは256GB/512GBで、本体サイズは約156×75×8.9mm、重さは約197gです。バッテリー容量は5000mAh。このほかおサイフケータイやnanoSIM/eSIMのDSDVに対応しています。

 

強力な防水性能と防犯機能で安心感を高めたAQUOS wish5

AQUOS wish5は、これまで特に好評だったという耐久性による長く使える安心感や心地よいデザインをアップデート。より幅広い世代およびグローバルを意識したというモデルです。

↑AQUOS wish5。

 

本体は米国国防省の調達基準である「MIL-STD-810H」に準拠した防水/防じん/耐衝撃性能のほか、耐コンクリート落下性能を備えています。また、AQUOSスマホとしては初めてIPX9の防水性能にも対応。80度の高温や、水道水の約40倍の高圧水でも耐えられるようになっています。

↑高圧洗浄機で洗っても無事であることを示すデモ。当然シャワーの水がかかった程度では問題なく、石鹸で洗うこともできます。

 

安心感をもたらす機能として、本体を振るだけで起動する防犯アラート機能も新たに搭載しました。本体を振ると大きなアラート音が鳴り、事前に登録した連絡先のSMSに自動で位置情報を送信し、自動で電話もかける仕組みです。この機能はバッグに入れた状態でバッグごと振っても作動するため、緊急時にスマホを操作できなくても使えます。

 

一方で子どもの場合、走ったときにスマホが振ったような状態になりがちですが、そこは加速度センサーが検知しないよう調整に気を使っているそうです。

↑端末を振るとこのように位置情報が送信されます。子どもに持たせて、連絡先を親にしておけば安心できるでしょう。

 

ディスプレイは国内外で好評という大画面の約6.6インチで、解像度は720×1612ドット。リフレッシュレートは120Hzに対応しています。またスペックはCPUがMediaTek Dimensity 6300、メモリーが4GB、ストレージが64GB/128GBで、バッテリー容量は5000mAh。本体サイズは約166×76×8.8mm、重さは約187gです。

 

デザインはこちらもmiyake designが監修しています。カラーは5色展開で、文房具から着想を得たカラーを採用し、情景のイメージが湧く和の色名にこだわったとのことです。

↑文房具から着想を得たというカラーは左から「MISORA」「NADESHIKO」「WAKABA」「YUKI」「SUMI」。

 

販売はそれぞれSIMフリーモデルのほか、AQUOS R10はNTTドコモとソフトバンクからで、AQUOS wish5はNTTドコモとワイモバイルからです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

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