ローズマリーは香りがよく、料理に使われることでお馴染みです。
その一方で、育て方の容易さからガーデニング初心者の方にも人気を博しています。
今回はそのローズマリーを育てる際の肥料・水のあげ方をご説明します。
ローズマリーは基本的には肥料が要りません。
というのも、本来ローズマリーは乾燥地帯に雑草のように生えています。
そこでは石などが混ざっていますので、栄養のある肥沃な土地では育たないのです。
そのため、吸収できないほど多量の肥料を与えて土の中の肥料濃度が高まると、根の水分が奪われしなびてしまいます。
このことを肥料焼けというのですが、この事態は良くないのでなるべくあげないようにしましょう。
それでもあえて肥料をあげるのであれば、植えつけるときに肥料を施す元肥(もとごえ)を固形肥料でやってください。
その後の追肥は定期的に「週○回」とするのではなく、生育期に液体肥料を与えるぐらいにしてください。
ローズマリーは湿気を嫌い、乾燥状態に強いです。そのためあまり水分は要りません。地植えであれば不要なほどです。
鉢植えであれば、表面の土が乾いた折に水やりしてください。
こまめに少しずつ与えるのではなく、乾いた時に大量にあげるのが正しいやり方です。
鉢底から水が溢れてくるほどあげましょう。
また、乾燥すると葉が細くなるのでそのタイミングもちょうどいいです。
以上のように、ローズマリーはとても丈夫で育てやすい植物です。
「世話を怠ってダメにした」という話よりも、「過保護に育てすぎてダメになった」パターンのほうをよく聞きます。
程々に世話をしてあまり手をかけないほうが良いようです。
※トップ画像はPhoto by mさん@GreenSnap