A: シェールオイルは、地下にあるシェールという岩の層から採取される原油のことだ。採掘技術の進歩により、米国やカナダなどで開発が進み、非在来型の化石燃料として注目されている。ただし、シェールオイルから燃料を得るには、精製して窒素分などを除く必要があり、一般の製油所で単独処理することは難しいとされている。
A: 石油資源開発(株)は、秋田県内の同社油ガス田において、(独法)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と共同でシェールオイルに関する技術研究を、2012年3月から2013年1月まで実施している。秋田県の女川層は、大規模な開発が進んでいる北米・カリフォニア州のモントレー層と同じタイプの油田だ。技術研究でよい結果が得られれば、同県内にある石油資源開発の油田で水平井の新規掘削や坑井刺激作業などのテストを行うことも検討されている。