北陸では太陽の上側にアークなどの虹色現象 天気下り坂を示唆

  • 2025年4月22日
  • ウェザーニューズ

2025/04/22 08:26 ウェザーニュース

今日22日(火)朝は北陸周辺では空の高いところに薄い雲がかかり、太陽の周辺に鮮やかな虹色現象が見られています。

西からは低気圧・前線が近づいていて、天気下り坂を示唆するものとなりそうです。

珍しい虹色現象も見られる

西から近づく低気圧本体の雲の一番東側には上空の高いところに薄い雲が見られ、北陸にかかってきました。その上空高いところの薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折することで虹色現象が現れています。こうした現象は雲を構成する氷の粒の形や並び方によって変化します。

ウェザーニュースアプリの会員から寄せられた記事冒頭の写真では、太陽の周囲を取り囲むようにぼんやりと「ハロ」と呼ばれるリング状の明るい部分がうっすらと現れ、そのハロと重なるように太陽の上方に現れる「上部タンジェントアーク」がやや色濃く見えています。

また、別の少し広い範囲を映した写真では、上部タンジェントアークのさらに上方には「ラテラルアーク」、上部タンジェントアークのすぐ上側にもぼんやりと明るい部分があり、これは出現することが少ない「パリーアーク」と考えられます。

様々な虹色現象

こうした虹色現象が現れた後に雲が厚くなって太陽を遮るようになり、空がどんよりした雲に覆われてくることがあります。天気が下り坂に向かうサインです。今日は西側からは低気圧本体の雲が進んでくる予想のため、今夜からの天気の崩れにつながる、天気下り坂のサインとなっています。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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