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2025/05/28 13:33 ウェザーニュース
今日28日(水)は近畿など西日本を中心に光学現象が出現しています。太陽高度が高くなった昼前からは長く伸びる虹色の帯、環水平アークが各地でみられました。
今日は氷の粒で構成された上空高い所の薄雲が広がることで、様々な光学現象が現れています。太陽の周囲を取り囲む光のリング、ハロや環水平アークなどがみられました。
「ハロ」は、上空の高い所に太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっているときに、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれる虹色現象です。
写真の下に写っている虹色の部分、「環水平アーク」は、太陽の中心から下方46度前後の空の低い所に出現します。水平に長く伸びる虹の帯となることから、環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。
ハロなどを創り出す薄雲が広がった後に、雲が厚みを増してくると天気が下り坂に向かっていることを示しています。
衛星画像では九州の西の東シナ海に厚い雲が確認でき、この後は九州や四国などを覆ってくる見込みです。明日29日(木)は西日本の太平洋側から雨が降り出し、夜には関東まで雨の範囲が広がるとみられます。
今日の空に現れている光学現象は、明日にかけての天気の崩れを示唆しているものです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)