2025/05/11 15:45 ウェザーニュース
明後日13日(火)以降は各地で気温が上昇し、この時期らしく夏日の所が多くなりそうです。
北海道や日本海側の各地にとっては季節先取りの暑さで、札幌では7月並みの最高気温が予想されている日もあります。まだ暑さに慣れていない時期ですのでご注意ください。
この先は大陸方面で北上が強まる暖気が、西回りで日本付近に流れ込む気圧配置が予想されています。
上空約1,500mの気温の予想を見ると、西日本や東日本ではこの時期の平年値と比べて+4〜5℃程度高めの日が多くなる予想です。北日本は平年と比べ+7〜8℃程度高くなる可能性があり、この時期としてはかなり高くなる可能性があります。
上空の暖気の影響で地上の気温も平年並みか高めの所が多く、最高気温が25℃以上の夏日のところが増える予想です。特に北海道で平年との差が大きく、札幌では14日(水)に今年初の夏日が予想されているほか、その後連日25℃を超えて、16日(金)には7月下旬並みの27℃予想となっています。
例年この時期には、低気圧の接近などにより日本海側の地域や北日本で急に暑くなることがありますが、今回は暑さが数日続く可能性があります。
暑さに慣れていない時期で、身体の暑熱順化が進んでいないとみられます。この状態でいきなり季節先取りの暑さが続くことになりますので、夏場よりも低い気温でも脱水症・熱中症のリスクが高まります。農作業や運動会の練習など、屋外で長時間過ごす場合はこまめに水分を補給して、熱中症予防を行うようにしてください。
また、まだ梅雨入りしていない沖縄では、今週は太平洋高気圧の勢力が強まるため夏のような晴天が予想されています。こちらは梅雨明け後のような蒸し暑さになりそうです。