関東や東北でハロが出現 午後は段々と雨が降りやすい空に

  • 2025年5月9日
  • ウェザーニューズ

2025/05/09 09:44 ウェザーニュース

今日9日(金)は関東や東北でハロが見られています。天気が下り坂になることを示唆する現象で、午後は関東から段々と雨が降りやすくなる見込みです。

ハロとは

「ハロ」は、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっているときに、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれる虹色現象です。

通常の虹とは違い、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられ、光の強い部分が環状に見られます。現在見えているハロは、西から近づく前線によって広がった薄雲が作り出しているものです。

ハロが見えると天気が下り坂になることも

低気圧や温暖前線が接近してくる際には、まず上空の薄雲でハロが見られ、その後次第に雲が厚くなって雨が降り出すため、「ハロが見えると天気が下り坂」といわれます。

今日のハロはこのパターンにあてはまり、この後はハロが見えなくなって太陽が透けて見える程度になり、雲が厚みを増して雨が降り出すことになります。今回も「天気が下り坂」の前触れとして考えることが出来そうです。

関東は夜遅い時間ほど本降りの雨

今日は低気圧が発達しながら朝鮮半島に進み、そこからのびる前線が東シナ海から西日本に進みます。9時現在は九州で本降りの雨となっている状況です。

関東は、東の海上にある高気圧の縁に沿って吹く湿った空気の影響で、昼間もにわか雨の可能性があります。夕方以降は前線の接近に伴って雨が降りやすくなり、夜は遅い時間ほど本降りとなるため、早めの帰宅が安心です。


東北も南部では今日のうちに雨の降り出す可能性があります。帰宅が遅くなる方は雨具があると安心です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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