アメリカ南部で大雨のおそれ　テキサスやルイジアナは洪水に警戒

2025/05/06 13:53 ウェザーニュース

アメリカ南部では現地時間の6日(火)から7日(水)にかけて、局地的に雨が強まる予想となっています。雨の降り方によっては洪水のおそれがあるため警戒が必要です。

寒気と暖気で大気の状態が不安定に

アメリカの南部を低気圧が進んでいます。低気圧の北西側には上空5500m付近で−18℃以下の寒気がある一方で、メキシコ湾からは暖かく湿った空気が強く流入していて、低気圧の周辺は大気の状態が非常に不安定です。

中心の北側から東側で雨雲が発達していて、現地時間の6日(火)から7日(水)にかけてテキサス州やルイジアナ州では雨が強まるとみられます。80〜120mm程度の雨量が予想され、局地的には150mmを超えるおそれがあります。

テキサス州などは4月上旬にも大雨により洪水の被害に見舞われました。アメリカ海洋大気庁の機関であるStorm Prediction Centerは5段階の荒天リスクのうち、上から2番目にあたるレベル4の情報を発表し、洪水などに警戒を呼びかけています。