2025/05/05 09:36 ウェザーニュース
低気圧や前線の影響で南ヨーロッパでは局地的に雨雲が発達しています。南仏やイタリアなどで断続的に雷雨となる見込みです。
南ヨーロッパには東西に前線が伸びていて、前線上を低気圧がゆっくりと東進しています。南側の地中海からは暖かく湿った空気が流れ込んでいる一方で、北側には上空5500m付近で−20℃以下の寒気があり、前線の周辺は大気の状態が不安定です。
現地時間の4日(日)夜は南フランスを中心に雨が強く、6時間で30mm以上の雨量を観測した所があります。
今後は低気圧が東に進むことで、5日(月)は雨の中心がイタリア北部に移ってくる見込みです。発達した雨雲が通過するタイミングでは雷を伴った強い雨が予想され、気象当局は洪水や雷雨などに警戒を呼びかけています。