
「店の名は」 / 画像提供:狸谷(@akatsuki405)
イライラした態度で買い物をするお客さんを描いた、狸谷( @akatsuki405)さんの人気シリーズ「チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします」より「店の名は」をお届けしたい。
■ 買い物って性格が出るよね…お店の服を着て横柄な態度をとるのはよくないよ!
店の名は1 / 画像提供:狸谷(@akatsuki405)
店の名は2 / 画像提供:狸谷(@akatsuki405)
店の名は3 / 画像提供:狸谷(@akatsuki405)
作者の狸谷さんがレジに立っていたある日、ペーパータオルを手にしたお客さんがやってきた。「いらっしゃいませ」の声には無反応で、「領収書」とだけ言い放ち、小銭をポンと投げて去っていったそうだ。そのお客さんはおそらく仕事の合間に来た様子で、店名入りのTシャツを着ており、どこの従業員なのかはすぐにわかったという。
接客業をしていれば、横柄な態度のお客さんに出会うことは決して珍しくない。「現在の職場(100均)でもたまにいらっしゃいます。ただ、セルフレジになってから直接レジ対応をすることが少なくなったので、あまり気にならなくなりました」と話す狸谷さん。セルフレジの導入によって、ストレスは少し和らいだようだ。
そんな狸谷さんが日々描いているのは、自身の体験をもとにした接客漫画。スーパーや小売の現場で働く人の大変さを、少しでも知ってもらいたいという思いが込められているそうだ。「どれだけ嫌なことがあっても、自分の漫画の糧になると思うと、理不尽な目に遭って多少傷ついても立ち直りが早くなった気がします」と語る狸谷さん。
本作「店の名は」をはじめ、狸谷さんが描く漫画には、接客経験者なら思わずうなずいてしまうようなエピソードがぎゅっと詰まっている。接客業の裏側で起きていることを、漫画というかたちでそっと共有してくれる狸谷さんの作品。ぜひ一度のぞいてみてほしい。
■取材協力:狸谷(@akatsuki405)
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