【マナー問題】改札でICカードを悪用?「乗ってないフリ」はバレています→元駅員が語る“実際にあった嘘”の顛末【作者に聞く】

  • 2025年4月20日
  • Walkerplus

「しょうもない嘘は勘弁です」1-1
「しょうもない嘘は勘弁です」1-1 / 画像提供:ザバックさん

元駅員としての経験をもとに、Xやブログで鉄道にまつわる漫画を発信している漫画家・ザバック(@theback_blog)さん。駅員の日常や“あるある”をユーモラスに描く作風で人気を集めており、今回紹介する『しょうもない嘘は勘弁です』も、実際の現場ならではのリアルなシーンが話題を呼んでいる。


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1-2 / 画像提供:ザバックさん
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ある日の勤務中、ザバックさん演じる駅員のもとに、ひとりの女性客が現れる。「駅に入ったばかりなのですが、急用ができたので外に出してほしい」と申し出る女性。駅員はICカードを借りてキャンセル処理を進めようとするが、履歴を見ると入場時刻は2時間前。明らかに“入ったばかり”とは言えない状況だった。

この矛盾に気づいた駅員は、心の中で「きっとこの人は一度乗って、どこかで折り返して戻ってきたのだろう」と推測する。たとえ表面上は冷静に対応していても、「せめてもう少しマシな言い訳をしてほしい」と思わずにはいられない――。そんな駅員側のモヤモヤを描いた本作には、SNS上でも「これは見たことあるやつ」「駅員さん大変だ…」と共感の声が集まっている。

ザバックさん自身、目的地にたどり着かずに戻ってきたため「運賃を払いたくない」と思う利用者の心理は理解できるという。しかし、あくまで電車というサービスを利用して移動した以上、運賃は発生するというのが鉄道会社のルールだ。

「タクシーで途中下車しても料金が発生するのと同じで、鉄道も移動した分の対価は支払う必要がある。だからこそ、正直に申告してほしいし、嘘をついてごまかそうとするのはやめてほしい」との思いをにじませる。

駅員時代の経験を活かし、ザバックさんは『100日後にやめる契約駅員さん』など、さまざまな鉄道職場の現場を描いた作品も発表している。駅員という職業に興味がある人、鉄道や接客の裏側を覗いてみたい人には必読のシリーズだ。



取材協力:ザバック(@theback_blog)
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