■「天空の湯」の“さらに天空”に広がる新サウナエリア
過去に「天然温泉アーバンクア SPA&LIVING」を訪れたことがある人なら「“新エリア”といっても、いったいあの浴場のどこにそんなスペースが?」と疑問に思うかもしれない。 「天空サウナ」「天空の湯」の表示に従い、階段を上る / photo by Jun Yasuda / (C)KADOKAWA
新エリアは少々意外とも言えるスペースに登場したので、まずはその位置から確認したい。「天然温泉アーバンクア SPA&LIVING」では、脱衣場と直結している5階の大浴場(屋内)から“名物”の階段を上ると、露天エリア「天空の湯」へと出られる。これまでは大浴場のサウナ室で蒸されて水風呂に入ったあとは、内気浴をするか、階段を上ってこの「天空の湯」で外気浴を楽しむのが一般的なルーティンであった。新エリアはこの「天空の湯」から、もう一度階段を登った場所に広がっている。 「天空サウナ」へと続く階段(女湯)。男湯・女湯ともに「天空の湯」の壺湯の奥にある / photo by Jun Yasuda / (C)KADOKAWA
「岩盤浴エリアのサウナでは今までもオートロウリュを定期的に行っていましたが、男女別の浴室でのオートロウリュは当施設で初となります。会話厳禁で心静かにととのっていただけるのも新サウナの特徴です。一方、既存のサウナ室(5階)ではほかのお客様へご配慮いただいたうえなら会話OKといたします」と話すのは、「天然温泉アーバンクア SPA&LIVING」を運営する真城ホールディングス 営業企画課の元谷優花さん。 「天空サウナ」は外気浴スペースを含め会話厳禁。最上層に吹き抜ける風を感じながら、静かにリラックスできる(写真は男湯) / photo by Jun Yasuda / (C)KADOKAWA 5階にある既存サウナ室(男湯)。周囲の客に配慮したうえなら、小声での会話はOKとなる / photo by Jun Yasuda / (C)KADOKAWA
■この上ない良動線で“ととのいの境地”へ
新設された水風呂を出ると、そこが外気浴スペースだ。余裕をもって座れるアディロンダックチェア(男湯10脚、女湯12脚)と、横になれるデッキチェア(男湯7脚、女湯3脚)がずらりと並べられ、ゆっくりと休憩することができる。使用前後に椅子を軽く流せるよう、各所にシャワーホースが設けられている点もポイントが高い。なお、新エリア内には給水機も用意されており、水分補給のために下階へ降りる必要はない。ここだけですべてを完結させられるのだ! 動線のよさがわかる「天空サウナ」エリア全景(男湯)。左奥には給水器がある / (C)KADOKAWA 男女ともに倍以上に増えた、休憩用の椅子。シャワーホースで清潔に使える / photo by Jun Yasuda / (C)KADOKAWA
■天然温泉と組み合わせたオリジナルの入浴法を伝授!
このように新エリア「天空サウナ」と露天エリア「天空の湯」だけでもサウナ浴を完結できるほど設備が充実し、動線が劇的改善されたわけであるが、元谷さんは5階の大浴場も大いに活用したオリジナルの「ととのいルーティン」を教えてくれた。 名古屋最大級の広さを誇る5階の大浴場(男湯)。天井が高く広々とした空間で、サウナ好きならずとも大満足できる / photo by Jun Yasuda / (C)KADOKAWA
「当施設の魅力は、何といっても都心に湧く天然温泉です。特に加水なしの100パーセント天然温泉『源泉風呂』では、泉質のよさを実感していただけると思います。28度前後のぬるめの水温で、長く入っていられるのもポイントです。水風呂と外気浴の間に源泉風呂をはさんで、“冷冷交代浴”を楽しむのもおすすめです。保湿効果も期待できますので、美容にもいいですよ」(元谷さん) 源泉風呂(男湯)。心地いい温度でずっと入っていられそう / photo by Jun Yasuda / (C)KADOKAWA