「働きすぎて休職…」“当たり前”をやめて、身近な幸せに気付いた独身女性の漫画【作者に聞いた】

  • 2025年3月10日
  • Walkerplus

会社から休職を勧められるてんちゃん
会社から休職を勧められるてんちゃん / 画像提供:Ⓒみぞグミ絵璃/講談社

小さい頃から漫画や本が好きだったみぞグミ絵璃(@mizogumi)さんは、「&Sofa」(講談社)にて「すってんてんちゃんお休み日記」という作品を連載していた漫画家さん。

今回紹介する漫画は、昼は福祉の施設で非常勤職員、夜はカフェでアルバイトをして働き詰めのてんちゃんが、ひょんなことで休職することから始まる。20代女性の平凡な日常を描き、ほんわかしたタッチの絵がなんとも魅力的な本作について、執筆の経緯や裏話について、みぞグミ絵璃さんにインタビューした。



「アルバイターてんちゃん、社会のレールに乗る」1-1
「アルバイターてんちゃん、社会のレールに乗る」1-1 / 画像提供:Ⓒみぞグミ絵璃/講談社
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1-2 / 画像提供:Ⓒみぞグミ絵璃/講談社
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1-3 / 画像提供:Ⓒみぞグミ絵璃/講談社
今まで普通に暮らしていたはずのてんちゃんだが…1-4
今まで普通に暮らしていたはずのてんちゃんだが…1-4 / 画像提供:Ⓒみぞグミ絵璃/講談社
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1-5 / 画像提供:Ⓒみぞグミ絵璃/講談社
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1-6 / 画像提供:Ⓒみぞグミ絵璃/講談社


本作を描いたきっかけについて聞くと、「自分の休職経験がきっかけです」と回答。動けなくなるまで、自分の身体というものをあまり意識したことがなく、エネルギーというのは食事で補給すれば無限に湧いてくるものだと勘違いしていたみぞグミ絵璃さん。

「お休み期間を経て初めて、疲れているときの身体感覚やリラックスしているときの身体感覚を感じ取れるようになりました。もしかしたら多くの人が“当たり前”に知っていることばかりかもしれないのですが、私はそれを知る機会がなかったので、描いてみたいと思いました」(みぞグミ絵璃さん)

本作で苦労した点については、「描きたいことがたくさんあったので、短いページ数でまとめることに一番苦労しました」と教えてくれた。描くほどでもないような些細なことでも、てんちゃんたちの物語において大切なことのように感じてしまうようで、「これは今でも私の課題で、上手に描写の取捨選択ができるようになりたいです」と創作の舞台裏を明かした。

みぞグミ絵璃さんが描く漫画は、どれも心がほっこりする作品ばかり。「すってんてんちゃんお休み日記~休職したって休めません編~」の電子書籍が発売中で、SNSではほかのエピソードが投稿されているので、気になる人はぜひ読んでみてほしい。




取材協力:みぞグミ絵璃(@mizogumi)

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