
「キャリア」と「出産」。天秤にかけることができない2つの事柄だが、悩む女性は多いのではないだろうか?女性も男性と肩を並べて働く時代とはなったが、出産、産休、そして子育ては、女性の肩にのしかかる率が高いというのが現実。社会人としてのキャリアが積みあがってきて一番いい時期に、これらのイベントを迎えることとなり、立ち止まり悩む女性も多い。
登り切った者にしか見えない景色がきっとあるはず! / みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)
本作の主人公も同じように悩んでいた。「贅沢な話かもしれないけど正直悩んでます」と、出産と仕事の狭間で揺れていることを会社の先輩に打ち明けると、その女性は「贅沢なんかじゃない!」とアドバイスをしてくれた。「一度きりの人生だから、欲張らなきゃ!」と自分の体験談を交えながら話をしてくれたのだった。
すてきな先輩女性が相談に乗ってくれた / みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)
本作の著者は、現役会社員で共働き、3人の育児に奮闘しながら、隙間時間を見つけてノンフィクション漫画「とある共働き夫婦のワークライフバランス戦記」を描いているみみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)さんである。今回のエピソードはみみたぶタレ代さんが、社会人として仕事が楽しくなってきた時期に出産をすることについて悩んでいたときの出来事を漫画化。もう少し詳しく話を聞いてみた。
欲張らなきゃ!でも捨てるものは捨てる!? / みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)
――本作に登場する青山さんは当時58歳で、「“サラリーマン山”という名前の山をあと少しで登りきるところまできている。登りきった頂上の景色はきっと絶景だろうな」と笑っていましたね。今、みみたぶタレ代さんは何合目まで登っていて、現時点での景色はいかがですか?
描いた当時は子どもが2人で「そろそろ3合目かな」と思っていました。その後第3子が生まれ、赤ちゃんがいる生活がまた始まったので、今またしても「そろそろ3合目」という感覚です。年も重ねた分、日々の疲れが骨身に染みますが、公私ともに次の世代を育てることと向き合っている状況は、それぞれ学び深くおもしろいです。
――まだ小さい3人のお子さんの子育てをしながら、キャリアアップもあきらめず仕事に向き合っているみみたぶタレ代さんのモットーは?
やりたいことはまだまだたくさん無限にあり、でも与えられた時間は有限です。何を大切にしたいかの優先順位を日々問い続け、「失敗も含めて選び続けた先に人生は、きっと味わい深さが増すだろう」と言い聞かせつつ、毎日を盛大に迷走しています!
出産=退職が当然の時代に気合で復帰!! / みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)
みみたぶタレ代さんのブログ「とある共働き夫婦のワークライフバランス戦記」では、ほかにも妊娠時の職場への報告や、実家や義実家への報告タイミングや注意点、就業中のつわり対策なども細かくまとめられている。とても参考になるので、ぜひ読んでみて!
画像提供:みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)
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