
愛猫家で漫画家の久川はる(@hisakawa_haru)さんは、ふと幼いころに母から聞いた話を思い出した。「猫ってね“あとずさり”ができないんだって。車がくる!ってわかってても戻れなくて事故に遭っちゃうのね…」というもの。それから二十余年…現在、野良猫を引き取って一緒に暮らしている久川はるさんは愛猫を見ていて思った…「全然あとずさりするんだよなぁ…」と!
前には歩を進めることはできても、後ろ向きに歩けないと聞いた覚えが…! / 久川はる(@hisakawa_haru)
読者からは「自分も聞いたことある」「そういえば猫が後ずさりできない、ってどこから出た話なんでしょうね?」と同調する声が届いた。かくいう筆者も昔にそういった話を聞いた覚えがある。しかし、実際に猫はあとずさりができるのだが、どうやら久川はるさんの愛猫のあとずさりは、想像していたものとはちょっと違っていたようで…!久川はるさんに話を聞いてみた。
けっこう頻繁にあとずさりしているのだが? / 久川はる(@hisakawa_haru)
――愛猫のミコさんのあとずさりは、慎重に後ろに下がる様子がかわいいですね!性格も慎重なのでしょうか?
あまり慎重な性格ではないと思います(笑)。私の机が資料で散らかっていても全然気にせず踏みつけてしまいますし、伸びをしたついでにいろいろ落としてからお昼寝をすることもあるんです。
――意外です!猫は几帳面で繊細なイメージがあります。物があっても倒したり落としたりせずにスルリと避けて歩くようなイメージがありましたが…?
ミコさんは細かいことを気にしない、どちらかといえば豪快なタイプですね。
――ズリズリとあとずさりしながら足を踏み外しているミコさんですが、落ちたことはないんですよね?
幸いまだ後退り中に落ちたことはありません。ただ、ミコさんもシニアの年齢に差しかかってきて、足腰が少しずつ弱っているように感じます。油断せず見守っていかないといけないなと思っています。
慎重派(!?)のミコさんのあとずさり / 久川はる(@hisakawa_haru)
読者からは「あとずさりができないのではなく、迫ってくるものを見ると身構えるため逃げ遅れて事故に遭うと聞いた覚えがあります」「正確には怖いものが来ると体を硬直させて止まる習性があり、車にひかれることが多いらしい」というコメントも。
ちなみに、久川はるさんが愛猫のミコさんを主人公に描いた「愛されたがりの白猫ミコさん」は出版後すぐに重版出来もした人気のコミックエッセイである。かわいい猫あるあるエッセイが読みたい人は、ぜひご覧あれ!
取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)
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