「0点!!笑」女性の容姿を採点する男って何様なの!?反撃のカウンターパンチでスカッと痛快!【作者に聞く】

  • 2025年3月21日
  • Walkerplus

「0点!!」、教室に大きな声が響いていた。クラスの男子が明美を指さし、その容姿に点数をつけていた。悔しいが言い返せない。「自分のこと棚にあげてんじゃねんよ!」と本当はそう言ってやりたいのに。「おい、やめろって。かわいそうじゃん」「別によくね?ホントのことだし」とヘラヘラ笑う男子の声に、明美は耳を塞いだ。

容姿を採点されて傷つかない人はいないのに…
容姿を採点されて傷つかない人はいないのに… / (C)優木もあ/小学館


そんな明美の様子を新任のエリカ先生は横目に見ていた。このエリカ先生は顔も美しく、立ち姿や仕草にいたるまですべてにおいて美しかったが、生徒の間では「一体何者なんだろうね…」という噂が立っていた。エリカ先生に課外授業に呼ばれた生徒は別人みたいに変わってしまうからである。呼ばれた人しか受けられないエリカ先生の課外授業とは一体…?
生徒たちから一歩置かれる存在のエリカ先生
生徒たちから一歩置かれる存在のエリカ先生 / (C)優木もあ/小学館


本作を描いたのは、小学館にて「女王様は魔法なしで変身する方法を知っている」や「女王エリカの課外授業〜放課後before after〜」などの連載作を持つ人気漫画家・優木もあ(@moa_yuki)さん。本作はSNSへ投稿された「女王エリカの課外授業〜放課後before after〜」のオリジナル作である。優木もあさんに本作について話を聞いてみた。
悔しくても言い返せない
悔しくても言い返せない / (C)優木もあ/小学館


――本作のなかで「細かいところだけどここを見てほしい」というシーンがありましたら教えてください。

エリカが「貴方にいいことを教えてあげる」と生徒に言うシーンです。教師らしくないダークさが際立つように、あえて前ページのメイクシーンをキラキラと華やかに明るく見えるように演出して落差を出すことにこだわりました。エリカのダークヒロインっぽい雰囲気が気に入っています。
このページが生きるように、きらびやかに演出された前のページにも注目
このページが生きるように、きらびやかに演出された前のページにも注目 / (C)優木もあ/小学館


――「メイクで変わるのは“顔”だけじゃない」というエリカ先生のセリフが刺さりました。本作ではエリカ先生の名言も見どころですが、こういったセリフはどのように生まれているのでしょうか?

この作品に登場する相談者の生徒たちと同じで、悩みが特に多かった学生時代の自分に対して今声をかけたいことや、学校以外の人と関わるようになって以前より世界が広がった自分が学生時代の自分に思うことや感じたことを「どう言葉にしたらうまく伝わるのか?心に響くセリフになるのか?」と、こだわって考えています。

セリフやモノローグを考えている際に「相談者の子やエリカは、本当はどんなことを言いたいのか」と自分自身の頭の中を整理していくときに、自分の新しい気持ちや考え方に気がつくことも多々あり、相談者の子たちと一緒に成長してる感覚があります。

――エリカ先生が「これ昔の私なの」と自身の高校時代の写真を片手にドヤ顔を決めるシーンが好きです!エリカ先生のキャラの誕生秘話がありましたら、教えてください。

当初この連載ではエリカを登場させる予定はなく、毎話登場する相談者の子が主人公としてお話が進んでいくお話にしようと思っていたのですが、思うように進められず…。そのとき編集担当さんから「悩んでいる生徒にアドバイスするお助けキャラを登場させてみては?」とアドバイスをいただき、エリカが誕生しました。

人や自分の弱さを理解し受け入れつつも自分の気持ちに正直に堂々と生き、前に進んでいく女性が大好きで憧れていたので、今のエリカのようなキャラになりました。

ドヤ顔のエリカ先生がステキ!
ドヤ顔のエリカ先生がステキ! / (C)優木もあ/小学館

「女王エリカの課外授業〜放課後before after〜」は今月2025年3月に新シーズンが始動する。新シーズンではどういったことが描かれるのか気になって優木もあさんに聞いてみると、「新シーズンでも、エリカがまた新たな相談者のお悩みを華麗に解決します!」とのことだ。女王エリカ先生の華麗な立ち振る舞いと、痛快なセリフは新シーズンでも健在のようで、読者をスカッとさせる展開に期待できそうだ。「ぜひ読んでいただけたらうれしいです」と語る優木もあさん。本作を読み作品の世界観を気に入った人は、ぜひ新シーズンも読んでみて!


取材協力:優木もあ(@moa_yuki)

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