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「さっさと飯の支度しな!」「タダ飯食らいが!」9歳が受けた養母からの度重なる壮絶ないじめとは?全世代に刺さる奇跡の実話について作者に話を聞いた

  • 2024年5月17日
  • Walkerplus

ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagram(@yuppe2)で、エッセイ漫画を描いている漫画家のゆっぺさん。なかでも、2021年12月から執筆してきた「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は完結後、電子書籍が発売。読者からは「(ほかの人にも)読んでみてほしい」「大変な生涯」「人生で一番大切なことが書いてある漫画」など感動の声が続出している。

そんな話題の「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」の作者であるゆっぺさんと漫画で描かれている現在92歳のおばあちゃん・キヨさんに、インタビューを敢行!ゆっぺさんの本作に対する想いや、幸せに暮らすキヨさんの現在についてなどをお伝えしたい。


本作では、ゆっぺさんの祖母“キヨさん”の幼少期からの実話が描かれている。父の突然の死をきっかけに、幼いながらも養女として叔父の家で暮らすことになったキヨ。しかし、そこで待ち受けていたのは、意地悪な養母!「タダ飯食らいが!」などの暴言とともに、日に日に酷くなっていく養母からのいじめにキヨは…?

■キヨさんと作者のゆっぺさんに話を聞いた
主人公であるキヨさんと、作者でキヨさんの孫であるゆっぺさんに、本作について話を伺った。

――もともと、エッセイ漫画はいつごろから描き始められたのでしょうか?

【ゆっぺ】Instagramで描いたものを投稿し始めたのが最初で、2018年ごろからです。その後、自分が仕事を辞めた際の経緯を描いた「仕事を辞めた話」がバズリ、一気にフォロワーが増えました。

――それまでも、絵や漫画を描かれていたのですか?

【ゆっぺ】絵を描くのはもともと大好きで。小学生時代に漫画家に憧れていた時期もありました。でも、そこから(絵を描くことからは)しばらく離れていて。大人になり、Instagramなどにイラストを投稿されている方がいることを知って「私もやってみようかな」と思い、やり始めました。

――本作を描かれるにあたり、どのような想いを込められたのでしょうか?

【ゆっぺ】今の時代はすごく豊かで、(お金は必要ですが)食事も満足に食べられます。女の子だと、生理になっても生理用品が買えますよね。だけど、昔はそういう状況ではなく大変でした。昔と今を比べるだけで遥かに幸せだと思いますが、現代では幸せを感じられないという声も聞きます。「なぜ、現代では幸せな状況なはずなのに、幸せを実感できないのだろう」というところを問いかけたい…という想いもありました。

――キヨさんにお尋ねします。「日本一幸せなおばあちゃん」とタイトルにもありますが、今キヨさんはどのようなことが幸せだと感じますか?

【キヨ】今はひとり暮らしなので(息子夫妻の隣に住んでいる)、とにかく気楽!食べたいものは自分で作って、休みたいときに休んで、仕事したいときに外へ出て行って。本当に、こんな幸福なことはないです。昔は、そうはいかなかったので。

【キヨ】あとは、健康であることも、ありがたいなと思います。あの意地悪な養母にも「お前は病むことを知らん」と言われたけれど、それは今考えると母が健康な体に産んでくれたことがありがたかったなと。人間にとっては、何より健康が大事だと思います。

――キヨさんが、これから挑戦したいことはありますか?

【キヨ】今までいろいろなことを、やりたくなってやりかけて、仕舞い込んでいるので…それをやりたいです。たとえば、布など材料は買ってきて(保管して)いるので、ひな人形を作りたいですね。折り紙もたくさんあるので、やりたいです。生きてるうちに、家に(買って)ある材料を全部使って、いろいろと作りたいですね。


「今が一番幸せ」とも語っていたキヨさん。過酷な人生をどうやって生き抜き、「幸せ」と思える人生を手に入れたのか…彼女の生き方は現代を生きる私たちにもきっと参考になるはず。まだの人はぜひ「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」を読んでみて。

取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)、キヨ

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