七夕の願い事をテーマに、男女の不思議な三角関係を描いたイララモモイ(@iroiro_kangae)さんの漫画「七夕☆大ぱにっく！」。男女の体が入れ替わってしまう王道のラブコメ展開かと思いきや、読者を混乱させる予想外のラストがSNS等で話題となった。今回、作者のイララモモイさんにインタビューを敢行。本作の制作秘話を語ってもらった。
■「完璧に全員の思いがすれ違う関係性を考えたところこうなりました」
「七夕☆大ぱにっく！」というタイトル同様、衝撃的なラストで読者を混乱に陥れた本作。「なぜ野崎はあのような願い事を書いたのか」、そこにフォーカスすることで野崎の恐ろしい“野望“が見えてくるだけに、読み直して二度楽しめる作品と言えそうだ。
本作を描いたきっかけについて、作者のイララモモイさんは「三角関係の話が好きなので描きたいと思い、完璧に全員の思いがすれ違う関係性を考えたところこうなりました」と、三角関係のシチュエーションがより生きる物語を追求したことを明かす。
前作「美奈子に近づくな！」でも複雑な三角関係を描いていたが、「前作同様、少しヒヤッとしたものを描きたいとはおもっていたので、似ているかもしれません。自分の好きな関係性を描いたという点では共通していますが、まずストーリーとキャラクターは異なっていますし、仕掛けも違うものを考えました」とのこと。2つの作品を比較しながら読んでみると、思わぬ発見があるかもしれない。
取材協力：イララモモイ(@iroiro_kangae)
