SNSやブログで活躍中の長谷川ろく(@hasegawa_roku)さんが描く、2匹の兄妹猫、ジョナくんとサンちゃんの日常漫画で、2022年9月に書籍化もされた「こねこのドレイ」。その愛らしい姿にメロメロになる読者が続出している。ウォーカープラスでは、本作を一部抜粋し、長谷川さんのコメントとあわせてお届け。
今回のテーマは「拗ねてもかわいい」。
長谷川さんの布団に潜り込んで寝ていた幼き頃のジョナくん。布団から出られなくなってパニックになり、長谷川さんの腕をガブリ。噛まれて大声を出す長谷川さんと、その声に驚き拗ねるジョナくん。ケンカのような気配を察知したサンちゃんは、「あたしがついてるわ」と長谷川さんの味方に。長谷川さんに当時の様子を聞きつつ、作品を紹介する。
漫画は2匹がこねこ時代に実家へ帰省した際のエピソード。布団を被っていても寒い夜で、ジョナくんとサンちゃんも長谷川さんの布団の中に潜り込んで眠っていた。ただ、いつも2匹とも布団に潜り込んでくるわけではないようで、「今はジョナはアウトサイド、サンはインサイドで寝ています!ジョナが布団の中にいるときはすごく寒い日な気がするので、温度計の役目をしているようです(笑)」とのこと。漫画のなかでも「ジョナが布団の中で寝るなんて外気はよほど寒いのだな…」と思いながら眠りにつく長谷川さんが描かれている。
漫画ではジョナくんに大声を上げてしまった長谷川さんにサンちゃんが、味方となってスリスリと体を寄せたが、普段はどちらか1匹とケンカのようなことをしているとき、もう1匹は優しくしてくれるなどということはないそう。「私が記憶している限りでは、味方をしてくれたのはこの時だけだったと思います。多分本当にケンカ?というか仲違いしそうな事件がこれだけだったのだと思います!なので、我々は常に仲良しということです!」と自慢気に話してくれた。
「拗ねても結局、猫ってかわいい」という今回のエピソードにちなみ、長谷川さんが一番かわいいと思う〝拗ねポイント〟を伺うと、「大人になったジョナはあまり拗ねたりしないのですが、『テンション上がり拗ね』というのがありました。ザリザリ舐めてくれたあとに自分のデコを押し付ける、押し付けたときに自分の好きな反発を手から感じられない場合は、少しばかり噛んできます。全然痛くないんですが、その時は最高にかわいいですね」。
2匹とケンカになりそうになったら『しつこく追わないこと』を心掛けている長谷川さん。ケンカするほど仲がいいとは言うが、猫も人間もお互いに思い合っていれば、ケンカなんてしなくても仲良くいられるのだろう。
文=澤田麻依