青山学院大学に在学する現役女子大生で、演技やバラエティなどマルチに活躍している中川紅葉さんによるエッセイ連載「ココロすっぴん」。かなりの読書家で、大学生・タレント・インフルエンサーなどのさまざまな顔を持つ彼女が日々感じたことを、忖度なく書き綴ります。
■#29「予約しましたか？してない？しましょう」
念願のエッセイ本の書籍化が決まりました！これも、連載を読んでくださる皆さんのおかげ。いつもありがとうございます！
1月23日、発売が解禁される当日の朝6時から書籍用の撮影をしに熱海へ。集合12時間後に解禁なんてあまり聞いたことないけれど、お忙しい中、連載と同じいつものチームの皆さんに撮っていただきました。
私のやりたいことを全て叶えていただいて、甘やかされすぎていることを実感。行きたい場所のとっ散らかりように我ながら無謀だと思っていた提案を、本当に全て叶えていただきました。
私が雑な擬音語で伝えるお洋服のイメージや、一方的に送り付けてしまった行きたい場所を、一切取りこぼしなく計画を練っていただき、いろんな場所を周ってきました。やり残したことが全くない。強いて言えばとても強風な瞬間があって泣きそうだったことくらい。どこまでも暴風を呼ぶ女。とは言え、昨日はただただ楽しかったです。ほぼ遊んでた。
そして、なぜ熱海を選んだのか、それは本を読んでいただきたいです。
■同じ境遇、考え方の人がいたらきっとこの本で繋がれる気がする
活字に少し抵抗がある方には小さな写真集として楽しんでいただきたいし、エッセイを読みたいという方には、中川が書いたということを忘れるほど読み応えがある本にしたい、が私のテーマでした。(編集者さんにも言ってなかった)
写真集として、の部分は私1人ではどうにもできませんが、素晴らしいチームの皆さんが作ってくれたのでもう絶対に大丈夫。少しデータを見ましたが、問題ないと思われます。何パターンもお洋服を用意してもらい、違う人？というくらい変化をつけていただいたので、絶対に飽きない。ヘアメイクと衣装、それに合わせたロケーションでしっかり素敵に撮ってもらっているので、完璧。自信あり。
そしてエッセイ本として、ですが、私なりに本気で本に向き合って書いている、つもりです。ですので、もし何度も読んでいただけるのであれば、初回は中川が書いたと思わずに読んでいただきたいな、というのが本音です。
わざわざ言う必要がないこと、でも私の人生にとっては大事なことを書いています。話すタイミングがあるなら、きっと本が発売される時だろうとなんとなく思っていたけれど、いざ文字にするとなんだか心配になる。これが本として形に残るのか、と心がざわつく。でもやっぱり、今まで自分の中で大切にしていたことだからこそ、人に伝わることがある気がします。
同じ境遇、考え方の人がいたらきっとこの本で繋がれる気がする。そう信じたいです。
まだ詳しく言えないから、何？という感じですよね。これが匂わせというやつでしょうか。隣に寄り添える本になりますように。そう願っています。
■【ヒトコト】
こだわりすぎて、納期ギリギリアウト。そんな毎日です。本気です、本気で書いてます、故のギリです。眠い。
