不調を訴えるも「当たり前でしょ」と言われる超高齢者の主張!「歳のせい」と言われているうちは…まだ若い⁉【作者に聞く】

  • 2024年2月1日
  • Walkerplus

人生100年時代――。2017年末に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、今や多くの人が耳にしたことがあるフレーズだ。長寿大国と言われる日本に暮らす我々にとって「人生100年時代」は決して他人事ではない。しかし、超高齢化社会の到来と比例するように少子化が進み、単身世帯、孤独死、老年期鬱、高齢ドライバー、老害など、高齢者を取り巻くさまざまな問題はネガティブな印象に偏りがちである。そんな日本の超高齢化社会を明るく生き抜く“最強おばあ”がいた。

“最強おばあ”の孫である、きよまろ(@sobomiyako98)さんは、戦争や震災、夫との死別、シングルマザーを経て100歳までポジティブに生き抜いた祖母・みや子のエピソードを「祖母・みや子98歳」として漫画化、発信している。ウォーカープラスでは、「祖母・みや子98歳」をパワーアップさせ「祖母・みや子100歳~年を取るって楽しく愉快だ!~」と改め、筆者・きよまろさんの漫画から、老いることを愛おしく感じられるエピソードを多数紹介していく。

――「武雄は鯉を飼いたい」を描いたきっかけを教えてください。

「最近はDIYという言葉も知られるようになり、自分であれこれ挑戦する方が増えたように思います。新たな経験は楽しみや日々の生きがいになることも。その挑戦自体は素晴らしいのですが、思い込みや浅はかな知識のみで何かをした場合、予想外の展開や、思いもしない事態に発展することも…。何事においても“その道のプロ”という人はいるもので、そう言った方の専門知識や技術、先人の知恵は大切にしたいと思いました」

――「歳のせい」や「頭の体操」の作品に込めたメッセージはありますか?

「一定年齢を過ぎてくると『歳のせい』と言われることが多くなってくるかと思います。ですが、祖母に言わせると超高齢者になると身体の不調を訴えても『そんなの当たり前』で診察終了するとか。わかっているけれど、それがちょっと寂しいとこぼしていたのを思い出して漫画にしました」

――「デュアルタスク」や「健康意識」のエピソードが誕生したきっかけは何だったのでしょうか?

「健康であるためにいろいろな知識を得て挑戦するものの、うまくいかない、長続きしないことってありますよね。健康長寿と思いながらもつい近くの駐車場を探してしまう…。本当に誰しもあるあるな話だと思いました。人間は矛盾の生き物だと思ったエピソードですね」



今を生きる老若男女を元気にする、100歳まで生きた“最強おばあ”祖母・みや子。いくつになっても「自分らしさ」を追い続ける姿は、歳を重ねていく我々に勇気と導きを与えてくれる。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2025 KADOKAWA. All Rights Reserved.