
駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(元Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。2024年1月に「カラスが群がる日」の漫画を投稿し、駅員のあるあるをテーマに描かれた作品である。本エピソードを紹介するとともに、著者に人身事故が起きた場所にカラスが群がることなどについても聞いた。
今日もペン助が駅で勤務していると、いつもよりカラスが多いことに気が付く。ワンコロ先輩に話してみたところ、「うわぁ…昨日ここで人身事故があっただろ?」と言うではないか!?
そして「人身事故の後処理は警察と駅員で片付けるんだけど、肉片がかなり飛び散るから完全には片付かないのさ」と血相を変えながら説明する。ペン助はその話を聞いて驚くと同時に、それ以上は何も想像したくなかったのであった。
――人身事故が起きた場所にカラスが群がることは、よくある光景なのでしょうか?
僕は実際に人身事故の翌日にカラスが集まるのを見たことがあります。といっても駅次第ですね。理屈はわかりませんがカラスが多い駅といない駅ってあるんです。ちなみに人身事故だけではありません。猫とかハトの死骸にも…カラスはやってきます。
――人身事故に関する余談があれば、お聞かせください。
人身事故ってほぼ自殺なんですけど、たまに酔っぱらいや目の不自由な人が事故に遭うときもあるんです。ホームドアがある駅がそういった心配がないのは羨ましかったですね。
日々電車を利用していると、人身事故の発生に遭遇することがあるだろう。本作を読むとリアルな人身事故は、警察や駅員による後処理の大変さが伺える。SNSやブログではほかの作品も公開されているので、気になれば読んでみて!
取材協力:ザバック(@theback_blog)