
インスタで43万人のフォロワーを誇るイラストレーター・漫画家のしばたま(@shibatamaa)さん。かわいいイラストタッチの画に反して「怖すぎ!」「最後まで読めない」と反響のある「フォロワーさんのゾッとする話」を紹介しよう。どの話も実話だけあって、どこにでもあるような出来事がベースになっている。もしかして自分にも起こりうるかもしれないだけに、リアルで背筋がゾッとする。
■一番怖いのは「人間」かも!?優しい人間に隠された裏の顔をみた
世の中悪い人ばかりではないけれど、親切心を装った悪い人も中にはいる。「いい人がほとんどでしょうけど、こういう人のせいで疑っちゃうの嫌ですよね」としばたまさんも言うように、疑心暗鬼になってしまうような新幹線での出来事。
帰省ラッシュで混雑する新幹線。すでに窓側に人が座っていたが、隣が空いていたので相席してもいいか声をかけた。すると、男性は「僕は京都までなので、窓側いいですよ」と、女性が大阪行きであることを告げると、奥の席を譲ってくれた。「なんていい人」だろうと思い席に座ると、隣の男性が顔をのぞき込むように話しかけてきた。
「しまった」と思っても、既に遅い。奥の席に座ってしまったことで、周囲に見えない状態になっている。しばらく名前や住んでいる場所を聞かれたが、女性は無視を決め込んで目を閉じた。すると、男性もそれ以上はしつこく話してくることはなく、そのまま本当に眠ってしまった。目覚めると、すでに京都の近く。
寝ている間、男性はその女性の寝顔をずっと見ていたようで、目覚めると顔をのぞき込んでいた。あまりの怖さに声も出なかった女性。男性は京都に着くと「ジュースをあげる」とリンゴジュースを置いて去っていった。
気持ち悪くて、もらったジュースをとても飲む気になれなかった女性。そのままペットボトルごと新大阪のダストボックスに捨てた。すると、背後から京都で降りたはずの男性が背後から近づいてきて――。
■子どものすぐ後ろを誰かがついてきている!?あとから事実を知って戦慄が走る
しばたまさんがSNSに投稿する話はホラーや怪談ではなく、生きている人間が一番怖いと思うような話が綴られている。人間の闇の部分を描くしばたまさんに、制作のきっかけや本作を通して伝えたいことなど、話を伺った。
――まずは、本当にあった話を描くことになったきっかけを教えてください。
自分が体験した怖かった話を描いたときに、その投稿に「私も同じような体験しました」「私の体験も漫画にしてください!」などのコメントが寄せられたのがきっかけです。
――イラストタッチで読みやすく、かわいいけどラストが怖い!そんなギャップで次々と読んでしまう魅力があると思うのですが、しばたまさん自身、実話を漫画に起こすときに気を付けていることがあれば教えてください。
作品を読んで「注意喚起にもなればいいな」と思っているので、話の流れや、今後どう注意すればよいのかがわかりやすいように心がけて描いています。
――実話がベースなのでとてもリアルで身近な話ばかりですが、本作の見どころやこだわりがあれば教えてください。
誰でも「今日」起こりうる話や、隣で起きていてもおかしくない話が多いと思っていて、自分事としても読めるのがポイントじゃないかなと思っています。
――今回、本当にあった話が書籍化されたそうですが、SNSで反響のあった話が収録されているのでしょうか?そのほか、書籍ならではの見どころはありますか?
SNSで反響の大きかった話、注意喚起できる話を中心に収録しました。描き下ろし漫画は、私と編集さんがゾッとしたものを中心に選びました。描き下ろしの中でも、私自身が経験した友人との話を元にした長編作品が一番の見どころになっているかなと思います。
――読者の皆様にメッセージをお願いします。
いつもSNSなどで漫画を読んでくださってありがとうございます!コメントやDMなどもすべて読ませていただいています!今回出した「身の毛がよだつゾッとした話」は怖いもの好きな方、お子さんへの注意喚起本としてもとても役に立つので、ぜひご覧いただけるとうれしいです!
まさかこんなところで!?と日常から始まるトラブル。誰の身にも起きてしまうような出来事なだけに、本当にゾッとする。人間の本質に潜む恐ろしさを知って、もしや自分の身にも…。とっさに対応できるような意識を持ちたい。
取材協力:しばたま(@shibatamaa)