
白寿を迎えた99歳のヤス子ばあちゃんは、今日も元気!「祖母を思い出す」「方言がかわいい」と読者を癒やすのは、たばやん(@obaatyanntoissy)さんの家族漫画「おばあちゃんと一緒」だ。Xでは、月に数回更新。本編に出てくる「~され」の富山弁も愛らしく、毎回人間味溢れるエピソードと優しくほんわかしたタッチから、ヤス子ばあちゃんやご家族の人柄までもがうかがえる。
■ フニャフニャでヨワヨワなヤス子ばあちゃんが、レンタル歩行器を導入したら?足がフワフワ!
手すりや杖を使って歩いていたヤス子ばあちゃん。そんなとき話しかけると「ちょっと待って。筋肉に集中しとって、歩くことと喋ることが同時にできんがいちゃ」と言う。しかし、レンタル歩行器を導入すると…「オラの足はふわふわで、まるでクラゲのよう~」歩きながら歌えるほど余裕ができた。
押すだけで進むことができる歩行器のおかげで、和室の仏壇の扉を開く前から「なんまんだぶ、なんまんだぶ」と、フライングお経を唱えるほどだという。
■雄大な山を見て、たくさんの人に感謝をする日々
最近では、あの人にもこの人にも先に旅立ってしまった人のことを思い出す感謝祭が始まっている。なかでも一番感謝しているのは、父親だとか。警察官だったお父さんは、早くに亡くなった母親の代わりに1人で家族を守ってくれた。「ありがと、ありがと」と、お仏壇に感謝を伝えるヤス子ばあちゃんの姿に、たばやんさんはなんとも言い難い気持ちになっていた。
たばやんさんにとってヤス子ばあちゃんは、「家の中で会うたびにニコッとお愛想をしてくれて、こちらもニコッと明るい気分になれるので、安心感を与えてくれる存在。体調の優れない日でもしてくれるので、そこは見習いたいなぁと思っております」。いつも朗らかに、感謝を忘れずに生きるヤス子ばあちゃんは、忘れかけていた人間味を思い出させてくれる。
今回、たばやんさんから読者の方へメッセージをいただいた。「いつも漫画をご覧くださり、ありがとうございます。おばあちゃんを身近に感じていただいたり、更新を楽しみにしてくださったり、あたたかく親身なコメントやメッセージに、こちらも大変励みになっております。皆様の生活の中で一瞬でもほんのりと漫画を通して寄り添えることができたら、とってもうれしいです(たばやん)」
たばやんさんは現在、看護roo!にて「終末期の患者さんのためにできること」や「実習中、患者さんに無視されたら?」など、看護学生や看護師の体験談を漫画化。人を通して報われる気持ちやナースの仕事の大変さを描いている。
■取材協力:たばやん(@obaatyanntoissy)