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モー娘。小田さくら、初フォトエッセイ「さくらと猫」が発売!ファーストサマーウイカからも欲しいの声。

  • 2023年7月20日
  • Walkerplus

初のフォトエッセイ「さくらと猫」を発売したモーニング娘。'23の小田さくら。「さくらと猫」は、生まれたときから保護猫と一緒に育ち、猫のいない生活は考えられないという小田が、愛する歴代猫たちの話やこれまで参加したミルクボランティアについて語ったWeb連載を書籍化したものだ。新規グラビアや小田自身が撮影した愛猫の写真、オキエイコによる描き下ろし漫画も収録され、小田の素顔をのぞき見できるボリューム満点の一冊となっている。今回はその発売を記念して、改めて猫への熱い思いとかわいい猫たちと撮影したグラビア撮影の思い出、そして、最近の家猫話などについて語ってもらった。

■猫のかわいさだけでなく、命の大切さも伝えたかった
――まずは1stフォトエッセイが完成した感想からお聞かせください。

猫を飼うことのよいところとデメリット、その両方が詰まった本になっていて、とてもうれしく思いました。かわいい猫たちとのグラビア写真では、アイドル的な夢の部分をお見せして、文章や漫画では私が日々感じている猫の現実的な部分を伝えることができた気がします。

“猫ってかわいいよね!”だけではない本を作ることができて、とてもうれしかったです。それから、母がとても本好きの人なので、親孝行できたなって思っています。

――保護猫との生活やミルクボランティアの話では、責任を持って動物を飼うことや命の大切を伝えたいという気持ちが強かったように感じました。

そうなんです。今回のフォトエッセイはWeb連載が基になっているのですが、連載でお話をしているときから、私はそこを一番皆さんに訴えたいんだなと思っていました。取材を通して、自分の気持ちを自分で知ったという感じです。たまたま保護猫しか飼ったことがなく、ミルクボランティアをしたのも外出自粛がきっかけでしたが、経験を重ねるうちに猫業界の深刻さを知って、思った以上に”ヤバい“のではないか?と思うようになったんです。その思いを”モーニング娘。“という名前をお借りして、世の中に発信することができたので、グループにも感謝の気持ちでいっぱいです。

※ミルクボランティア
生後間もない子猫を一時的に自宅で預かり、授乳や排泄の介助をしながら育てること。

――メンバーから書籍化について、何か言われたりしましたか?

モーニング娘。のメンバーがフォトエッセイを出すことがめちゃめちゃ珍しいので、後輩たちから「フォトエッセイって、どういうことですか?」と言われました(笑)。表紙が発表されたときに、写真よりもまず「フォトエッセイ」に目がいったらしいです。ほかのグループの子には「表紙の写真がかわいいね」と言ってもらえました!それから、仲良くさせていただいているファーストサマーウイカさんにも「この本欲しい!」と言っていただけたこともうれしかったです。

――見た目はかわいいですが、中面では小田さんが保護猫や猫業界について真剣に語っているので、保護猫に興味を持たれる方も多いのではないかと思います。

そうなるといいなと思います。保護猫を引き取って一緒に生活したり、ミルクボランティアを経験しなくてもいいんです。ただ、町中で野良猫を見たときに、“かわいい”以外の感想を少しでも持ってもらえたらいいなと思います。私は野良猫=保護猫がいなくなる世の中になったらいいなと思っているのですが、それを実現するためにはご飯をあげるなど中途半端に手を出さないことが求められるんです。好きだから猫を大切にしたいですけど、好きだから野良猫には手を出さない。出すなら最後まで責任を持って飼ったり、近くの保護猫団体に連絡を入れてほしいです。

■ミルクボランティアはとっても大変だけど、またやりたくなる
――今回は保護猫団体を通して、ミルクボランティアを経験されたわけですが、大変ながらも楽しんでいる印象を受けました。

そうなんです。子猫がミルクを飲むときはみんな一緒の顔をしていて、ちょっとライオンやチーターっぽさがあるので、「本当にみんな、同じ猫科なんだなー」と思いながらあげていました(笑)。でも、少しでも誤嚥(ごえん)させてしまうと誤嚥性肺炎を起こして死んでしまう可能性があるので、とても慎重に行わないといけないんです。そして、ミルクが毛に付くと固まってしまうため、すぐに洗わないといけないのでそれも大変。離乳食も同じで、「どうしてそんなところに?」という場所にご飯を付けていたりするので、お世話するのは本当に大変なんです。でも、子猫をお返しするとまたやりたくなるんですから、本当におかしいですよね?そんなことも「さくらと猫」ではたっぷり語っています。

――フォトエッセイには新規に撮影したグラビアもありますが、撮影はいかがでしたか?

どれもキレイに撮っていただけて、すごくうれしかったです!見ていて、「めっちゃ素敵!」と思いました。猫に慣れているカメラマンさんだったのか、とても静かに自然に撮られていたので、猫もかわいく撮れているんですよ。表紙の2匹は特にかわいくないですか?ちゃんと前も向いているし。この表紙の写真は、メークの雰囲気が幼いとメンバーに言われました。確かに自分でも幼い顔をしているなと思いました。

――撮影で印象深かったことは?

よく覚えているのは、パーカーのお腹部分に子猫2匹を入れて撮ったことです。温かかったので眠くなっちゃったんだと思いますが、すごく眠そうな顔をしていて、すっごくかわいいので、ぜひ見てください。撮影では久しぶりに子猫に触れることができて、とってもうれしかったです。“子猫を定期的に触りたい病”なんです、私(笑)。子猫でしか得られない栄養素があるんですよ!

――撮影では、ご自分が猫になるパターンもありました。

私はモーニング娘。の中でかっこいい系の立ち位置になることが多いので、こんなかわいいことをするのはとても珍しいです(笑)。猫耳を付けたポーズは、私よりもメンバーにさせたいです。かわいいお洋服とかわいい猫耳姿を。本誌の102ページに猫とご挨拶している写真がありますが、このショットを私以外のメンバーで見たいです(笑)。子猫は鼻を近付けると匂いを嗅ぎにくるので、ほぼ100%この構図の写真が撮れるんですよ。だから、全メンバーのこの写真を見たいです!

■小田さくらの激レア“猫耳”グラビアは必見!
――ちなみにこれまで猫耳をした経験は?

全員でしたことはあったと思いますが、個別ではないと思いますね。22歳の誕生日に“ニャンニャン祭り”として、猫の格好をしたメンバーもいましたが、私はそれもしませんでしたし。自分が猫耳をするという選択肢が私の中にはないので、もし楽屋にあったとしても、(岡村)ほまれや(山﨑)愛生に「付けなよ」と渡すと思うんです。だから、今回の猫耳グラビアは超レアだと思います。

――最近はハーネスをつけた猫ちゃんをたまに見かけますが、もし小田さんちが家猫たちと一緒に出かけるとしたら、どこに行きたいですか? 

うちの子たちはうちに来てから家から出たことがないので、怖がってしまって無理だと思いますが、もし可能なら一緒にお買い物に出かけたいです。実は母とよく話すんですよ。「なんで、セイラちゃんは猫なんだろう?」って(笑)。かわいいフリフリのベビー服を見ると、「セイラちゃんに着せたい!」と思うんです。子供服って本当にかわいいじゃないですか?だから、いつも「セイラちゃんに買っていきたい!」って思うんですけど、「ダメだ、セイラちゃん、猫だから」と断念してきたんです。なので、かわいい洋服を着たセイラちゃんと、ただお買い物をしたり、ただお散歩がしたいのですが、ちょっと出かけるだけでもすごく不安そうにするので、うちの子たちは無理だと思いますね。

たまにおじいちゃんの自転車のカゴに乗っている猫とかを見るとうらやましいなと思います。できることなら、一緒にお出かけしたい。うちのアイドルのセイラちゃんに、お花がキレイに咲いている時期の土手を歩かせて写真を撮りたいですし、ショッピングに行ったらセイラちゃんがほしいと言ったものは全部買ってあげたいです。

――溺愛っぷりがすごいですね。そんな猫たちへの愛情が詰まった「さくらと猫」を読まれる方にメッセージをお願いします。

最初にもお話ししましたが、猫を飼うことのよい面だけでなくデメリットも書かれている本なので、モーニング娘。のファンの方だけでなく、“猫界隈”の方にも届いたらいいなと思っています。私はアイドルですが、アイドルをやっているのと同じぐらい本気で猫についても語っていますので、これから猫を飼いたいと思っている方の参考にもなったらうれしいです。

取材:及川静

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