
少年たちが家を出て、森で生活する数日を描く大家(@ksyjkysk)さんの創作漫画『僕らの夏と灰』。森に棲みつく化け物と対峙し、大きく成長を遂げたと思っていた主人公。病室で目を覚ますと「あーあ、見つかっちゃったな。お前、もう大人になれないよ」と、誰かに告げられる。ラストのセリフに背筋がヒヤリ!予想のつかない展開に1.8万いいねが届く他、「え?どう言うこと?」「大人になるのがダメってこと?」と、解釈に戸惑う声も多かった。
■意図的なミスリード?
大家さんは「もともとこの話は最初から消防団に発見されるまで、カズの妄想です」と、驚きの設定を告白。「崖から落ちたけど、かすり傷で済んだといっていますが、この出来事でかすり傷どころかカズ以外の全員死んでしまいました。この時点で生き残ったカズだけ何らかの影響により、幻聴幻覚を患ってしまいました。灰入道の仕業です」
「カズの妄想を具現化して、あたかもみんな生きているよう見せていました。作中に出ていた灰入道の姿をしたものは、実際に灰入道が見せた幻覚で、正体は捜索に出ていた消防団員でした。灰入道は、カズに人殺しをさせるように仕向けたんですね。遊ばれていたわけです」とストーリーについて語った。
→◆【漫画】この漫画の続きを読む
→◆【漫画】大家さんの漫画を一気読みする
→◆【漫画】次の話を読む
取材協力:大家(@ksyjkysk)