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七夕の短冊に書いた「健康長寿」願い事の主は100歳が近いおばあちゃん⁉ろうそくの火を消す息と一緒に飛んできた入れ歯⁉“老い”を明るく楽しむ日々の記録【作者に聞く】

  • 2023年6月23日
  • Walkerplus

人生100年時代――。2017年末に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、今や多くの人が耳にしたことがあるフレーズだ。長寿大国と言われる日本に暮らす我々にとって「人生100年時代」は決して他人事ではない。しかし、超高齢化社会の到来と比例するように少子化が進み、単身世帯、孤独死、老年期鬱、高齢ドライバー、老害など、高齢者を取り巻くさまざまな問題はネガティブな印象に偏りがちである。そんな日本の超高齢化社会を明るく生き抜く“最強おばあ”がいた。

“最強おばあ”の孫である、きよまろさん(@sobomiyako98)は、戦争や震災、夫との死別、シングルマザーを経て100歳までポジティブに生き抜いた祖母・みや子のエピソードを「祖母・みや子98歳」として漫画化、発信している。ウォーカープラスでは、「祖母・みや子98歳」をパワーアップさせ「祖母・みや子100歳~年を取るって楽しく愉快だ!~」と改め、筆者・きよまろさんの漫画を中心に、老いることを愛おしく感じられるエピソードを多数紹介していく。

もうすぐ七夕ですね。100歳近いみや子さんは何を願うのでしょうか…?願い事にも“らしさ”が溢れていて、思わず口角が上がってしまいます。

――七夕の短冊に書いた願い(健康長寿)が、みや子さんらしいなと感じました。家族のみなさんはどのような反応でしたか?

「100年近く生きてもまだ『健康長寿』でありたいと思うポジティブさは、やはり『祖母ならでは』だと孫としては感心してしまいますが、叔母(ヨーコ)からするとまだまだ生きる気満々の祖母に呆れていましたね」

――誕生日にろうそくの火を消す息とともに、飛んできた入れ歯とケーキはどうなったのでしょう…?

「入れ歯のところを上手く避けてカットして皆で食べましたが、大半が祖母の分となりました(笑)」

――これらの作品を描きながら思い出す家族の姿はありますか?

「みや子をディスることが多い、みや子の娘・ヨーコの姿です。みや子とヨーコの二人で長生きをネタにボケと突っ込みの漫談や大喜利をしている感覚のように映っていました。お互い言い合うことで『老い』や『老々介護』という、ネガティブな要素を楽しく昇華していたのだと思いますね」



今を生きる老若男女を元気にする100歳まで生きた“最強おばあ”、祖母・みや子。いくつになっても「自分らしさ」を追い続ける姿は、歳を重ねていく我々に勇気と導きを与えてくれる。

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