満99歳を迎えたヤス子ばあちゃんと家族のエピソードを描くたばやん(@obaatyanntoissy)さん家族漫画「おばあちゃんと一緒」。ヤス子ばあちゃんの富山弁や豆知識に魅了される人が多く、自分の祖母との思い出も蘇ると人気を集めている。
■毎朝、お仏壇の前で1人コントをするヤス子ばあちゃん
足腰が弱くなってきたものの、杖を使ってなんとか自力歩行を頑張っているヤス子ばあちゃん。毎朝のルーティンがずいぶん前に他界してしまったお父ちゃんへの挨拶。最近はそれに「もうそろそろ迎えにきてくんまいか～？」と言うのが口癖になっていた。
とは言うものの「それなら、今日今から迎えに行こうか？」と言われたら、「今日忙しくてだめやわ」と、1人ノリツッコミをしている。
いろいろなバージョンがあるらしく、以前は「ちょっと、ちょっと待って」と両手を上げるポーズを何回もやってくれました」とたばやんさん。
■待ちに待った春とともに畑も始動！
そして、ヤス子ばあちゃんの大好きな春がやってきた。今年は一年ぶりに畑に行き、おばあちゃん自ら草むしりもした畑をたばやんさんとお母さんが耕すことに。畑をやろうと決めた理由は、「今年の正月におばあちゃんが、「春になったらユキチャンは畑をはじめます」と謎の予言をしてきたことがきっかけです(笑)。私も元々畑に興味がありましたし、おばあちゃんも始めてほしそうだし…、それでやろうと決意しました」(たばやんさん)
肥料と混ぜた土を柔らかくして、見様見真似で畝を作っていくたばやんさん。小さな山を作るように土を集め「これであってるかな」と思っていると…。
「均され(ならしなさい)」と、窓際から総監督の指示が!?
心強いおばあちゃんの指導のおかげで、なんとか畑にタネを植えることができたそう。「耕したり、畝を作ったり最初は大変でしたが、植えてしまうと後は自然にまかせて放っておいても大丈夫で、想像していたよりもとても楽だなぁという感想です。じゃがいもや南瓜など初心者用に簡単なものを植えたということもありますが、最後の収穫まで楽しみにしております」(たばやんさん)
実際の畑の様子がこちら。「なんか古墳っぽい感じになりましたが、奥から、男爵・男爵(じゃがいも)、手前左、アンデス赤(じゃがいも)、手前右、かぼちゃを植えました」(たばやん) 収穫の季節まで、やす子ばあちゃんの楽しみは続きそうだ。
たばやんさんは、家族漫画のほかに「We介護」にて、介護福祉士の彩さんの “新しい介護の視点や取り組み方”を4コマ漫画で描く『支えるちゃん』を執筆中。気になる方は、こちらもぜひチェックして欲しい。
■取材協力：たばやん(@obaatyanntoissy)
