
SNSにイラストを投稿したことがきっかけで、本格的に漫画を描きはじめた白目みさえ(@misae_yjm)さん。ご自身が飼っている猫たちとの出会いなどをコミカルに描いた作品がそろう。今回は、Twitterにて投稿されている中からエッセイ漫画「白目家の3猫 (5)~(8)」を紹介するとともに、著者の白目みさえさんに子猫を飼う苦労や保護猫の存在などについても詳しく聞いた。
夫の部屋に逃げ込んだ猫を目撃した白目みさえさんと夫。二人は夫の部屋の中を覗き、猫がいるか確認しようとする。
しかし、やはり家の中に猫がいることが信じられない白目みさえさんは「やっぱり実態はないんじゃ…」と言い、夫も「そうやんな。5階まで猫が登ってきたなんて聞いたことないし、さすがに玄関から入ってきたら気づくやろうし…」と話し、事故物件疑惑が再び蘇る。
恐る恐る部屋に入ると、窓が開いていることに気づき、夫が窓を指さして「こ!ここや!」と言うと、「あ!大変!ここ濡れてる!おしっこされてる!」と床の異常事態に気づく白目みさえさん。
すると、部屋の隅で怯えている子猫を発見!!その子猫を見て、白目みさえさん「わーまだちっちゃい…がりがりやんか…迷子になったんかなぁ…」と言い、子猫を撫でてあげる。
あまりのかわいさに心を奪われた白目みさえさん!!白目みさえさんは、『私、この子…飼う…!』と心に決めたのであった。
しかし、「もしかしたらこの子どっかで飼われてたかもしれんやろ!」と夫が言うと、納得する白目みさえさん。「ちゃんとお帰り…?ね…?」と子猫に話しかけると、その子猫は再び同じ窓から部屋に入ろうとする。その様子を見た二人は、やっぱり自分たちで飼うことを決めたのであった。
けれど、飼い主がいる可能性も否定できないので、とりあえず保護猫として警察に届けることに。3カ月が経ち飼い主が現れなければ、そのまま飼ってよいとのこと。動物病院でも異常は見当たらず、少し痩せているけど健康と言われる。
そして、現在も結局子猫の入館経路はわかっていないのであった…。
子猫の健康状態には問題ないようで安心した二人。果たして、3カ月以内に飼い主は現れるのか気になるところだ!
SNSやブログでコミカルなエッセイ漫画を投稿している白目みさえさん。今回は、3匹の猫を飼っている白目みさえさんに子猫を飼う苦労や保護猫の存在などについてインタビューした。
――子猫を世話する際にどのようなことに苦労されましたか?
「子猫といっても固形物を食べられる大きさでしたし、トイレもすぐに覚える賢い子たちでしたのでそこまで苦労はありませんでした。ただ全員迷子だったせいか、甘えん坊なのでいつもそばにいまして。夜寝る時につぶさないように緊張して寝ていました」
――白目みさえさんはもともと猫がお好きだったのでしょうか?
「飼ったことがなかったので、今のうちの子たちに出会うまでは正直苦手でした。かわいいとは思うものの『わからない』というのが大きかったと思います。今は大好きです。猫に限らず犬やうさぎも好きです」
――白目みさえさんは保護猫について、どのように思われますか?
「油断しきった表情で猫たちが寝ている外で大雨や大雪が降っていると、『もしかしたらこの中にいたのかもしれない』と胸が苦しくなります。たまたま出会いが『迷子』だっただけで、保護猫という意識はありませんでしたが、少しでも心穏やかな日々を過ごしてくれたらなと思います」
取材協力:白目みさえ(@misae_yjm)