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【漫画】父へのバレンタインチョコはすべて“作戦”!?お菓子にまつわる昭和の子供あるあるにほっこり

  • 2023年2月28日
  • Walkerplus

昭和を思わせる世界観を舞台に、子供時代の“あるある”を切り取った漫画『しなのんちのいくる』をSNSに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん(@nakasorahami)。Instagramのフォロワーは17万人にのぼる。

『しなのんちのいくる』の主な登場人物は、生意気盛りの男の子「いくる」、中学生の姉「しなの」を中心に、その家族や個性豊かな友達たち。どこにでもいるような親しみあふれるキャラクターたちが繰り広げる、思わず「あった!あった!」と言いたくなる日常の1シーンを切り取り、ギャグタッチで描いていく。

今回は、バレンタインデーをはじめ、子供時代を語るに欠かせない“お菓子”にまつわる作品を5つご紹介!仲曽良さんに作品についてのひと言ももらった。


■父はやっぱり娘に弱い!「バレンタインデー」
世のお父さんたちにとってうれしい出来事といえば、娘からもらうバレンタインデーの贈り物。手作りはもちろん、少ないお小遣いからわざわざ買ってくれたと思えば、その喜びは倍増する。この作品でも、娘・しなのからバレンタインチョコをもらい、大喜びする父が登場。しかし、それはしなのの作戦で…。

「きっとお父さんもそんなことはお見通しで、それでもデレデレなんだと思います(笑)」

■男子はなぜかシール好き?「遠足のおやつ」
いつの時代も、子供はお菓子の味や量よりもおまけのおもちゃなどに惹かれてしまうもの。いくるもおまけ目当てで、遠足のお菓子は全てキャラクターのシール付きをチョイス。友達同士で見せ合おうと思っていると、クラスメイトの女子・マッキーからお菓子の交換を持ちかけられ…。甘酸っぱい恋の兆しを感じる、微笑ましい作品。

「遠足のおやつは300円までで、前日に駄菓子屋でお菓子を吟味しました。僕は自分で食べる用と交換する用を上手に買うタイプでしたね。なかにはいましたよ、全部おまけ付きお菓子の子が(笑)」

■好きなものは一緒がいい!「乙女とレーズンパン」
子供の頃は苦手だったのに、大人になってからそのおいしさに気付く食べ物として多いのが、レーズンパン。この作品では、レーズンパンが好物だというアキラに思いを寄せるふうこが「好きなものは一緒がいい」と、苦手なレーズンパンを好きになろうと苦闘する。健気な様子がなんともかわいらしい作品。

「僕はレーズンパンが大好きで、給食の時のいい思い出です。でもやっぱり苦手な人もいて、こっそり譲り受けて食べてあげてましたね」

■失恋の痛みを癒やすのは…「私は凄い…これで明日も頑張れる」
彼氏にフラれたばかりのアルバイターの女性は、自分が働くお店に無邪気にお菓子を買いに来るいくるたちの姿を見て、運試しのつもりでシール付きのお菓子を購入する。「これでいいのが出たら、私は生まれ変わる!」と、思い切ってお菓子の袋を開けてみると…?

「個人的にお気に入りのストーリーです。落ち込んだ時って、何か立ち直るきっかけみたいのがほしいですよね」

■子供の流儀!「おやつを美味しくいただくには気分が大事なのよ」
子供の頃は、なんでも誰かの真似をしようとしてしまうもの。プリン1つとっても、カップのまま食べるのではなく、CMで見たようにお皿に移して食べた人も多かったはずだ。いくるのこだわりはさらに強く、食べる前の流儀をしっかりこなそうとするが…。

「お皿に出すと途端に貴族のデザートに見えて、一段とおいしくなる気がしたんですよね。気分が大事なんです(笑)」

お菓子にまつわる、子供たちの可愛らしさがあふれていた今回の作品。次は、どんなストーリーが飛び出すのか?お楽しみに!

取材・文=橋本未来

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