
駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、Twitterやブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は、ブログに投稿された「100日後にやめる契約駅員さん」の中から暴力的なお客さんのエピソード漫画を紹介。著者のザバックさんに本作についても伺った。
ある日、お財布をなくしたというお客さんがやって来たので、駅構内をくまなく探したペン助。しかしお財布は見つからなかったので、お客さんにそのことを伝えると「本当に探したのか!?なんで財布がない!!」と逆切れしてくるではないか!?
駅員としてはこれ以上の対応はできないため、「だから探しましたよ!!次は交番に行ってください」と伝えると、そのお客さんは「このクソが!!」と言いながらペン助の胸ぐらをグイッと強く掴む。身の危険を感じたペン助は、暴力的なお客さんに「お客さま、今手を上げましたね…警察呼ばせてもらいますね?」と伝える。
すると、その客さんはすぐに手を放し、警察という言葉を聞いてものすごく動揺している様子だ。助かったペン助は『警察っていうとビビり出すやつ多いよな…』と心の中で思うのであった。
SNSやブログでさまざまな駅員漫画を投稿しているザバックさん。今回は、ザバックさんに本作についてインタビューした。
――本作のような出来事は、ザバックさん自身が実際に経験されたことはありますか?
「警察の方には迷惑が掛かるかもしれませんが、こちらが殴られる前に警察を呼ばせてもらったことは何回もあります…」
――クレーマーを対応する際、ザバックさんが気を付けていることがあれば教えてください。
「『相手と同じ土俵に立たないこと』ですかね。クレーマーは基本的に理不尽なことばかり言って来るので真剣に聞く必要はないと思いますし、特に反論もしないです。ムキになり大事になって、上司や同僚に迷惑はかけたくないですからね」
取材協力:ザバック(@theback_blog)