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コミュニケーション格差の解消を目指す!コクヨがロボット&バーチャルオフィスの活用現場を公開

  • 2022年12月28日
  • Walkerplus

コロナ禍に働き方が多様化し、オフィスワークとリモートワークが混在するハイブリッドワークが定着し始めている。しかし、利点は多いものの「リアル」と「バーチャル(リモート)」では、受け取る情報量が異なったり、発言の存在感に差が出てしまったりするなど、新たな課題も生まれている。

このような課題を解決するため、また、少し先の働き方や暮らし方を考えるため、複数の実証実験を実施しているコクヨが、「働く・暮らす」の実験場として運営しているTHE CAMPUSの「KOKUYO OPEN LAB.」(東京・港区)にて、メディア向け内覧会を開催。リモートワーカー、オフィスワーカーのコミュニケーション円滑化を目的としたテレプレゼンスロボット「temi」及び、バーチャルオフィス「oVice」を使った実証実験などを公開した。

「temi」はRobotemi社が開発した、世界中どこにいてもコミュニケーションを可能とするパーソナルアシスタントロボット。AIアシスタンス機能の搭載などにより、自ら障害物を避けて移動することが可能だ。WEB会議機能も搭載されており、リモートワーカーが“ロボットに憑依”するようにして、オフィスで行われている会議に参加することができる。

ちなみに、コクヨオリジナルモデルには昇降機能があり、人と目線を合わせて会話することが可能。「存在感を感じることができる」と従業員からも好評だ。さらに「temi」には、オフィス家具などに用いる「布」をまとわせており、ロボットの無機質なイメージを排除。親しみやすさが演出されていた。

一方の「oVice」は、oVice社が展開する、WEB上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる二次元のバーチャル空間のこと。2020年8月のサービス開始以降、さまざまな場面で活用が進んでいるという。

同社イノベーションセンター オープンラボグループ グループリーダーの嶋倉幸平氏は、「分散したワークプレイスをシームレスにつなぐバーチャルオフィスの『oVice』を取り入れたら、従業員からは『ちょっとした会話が増えた』『軽い報連相ができるようになった』『勝手に人が集まれる“場所性”がありがたい』といった声があがりました。空間にこれがあると、メッセージングアプリの『Slack』などより、もっとダイレクトに話しかけられるようになったと言いますか…。まだまだ課題もありますが、前向きな意見を聞くことができました」とコメント。同社は、こうした技術や仕組みを取り入れ、新たなプロジェクトを進めていく考えだ。

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