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「クリスマスだぁ~?」興味ないかと思いきや「むちゃくちゃ空いてます」 1ページのギャップがでかすぎる漫画がグッとくる

  • 2022年12月28日
  • Walkerplus

ウォーカープラスでは今年も、SNSで反響を集めた漫画や作品を数多く紹介してきた。2022年も残りわずか、取り上げた中でも特に注目を集めた作品や作家を通して本年を振り返る。今回は、一枚のイラストと台詞で胸をくすぐる女の子を描き人気を集めるしおひがり(@shiohigari114)さんの一言漫画シリーズを紹介したい。

■小馬鹿にするようで超低姿勢!?一ページのギャップがグッとくる
「チープアーティスト」を名乗り、さまざまな作品を商業・個人問わず発表しているしおひがりさん。中でも代表作と言えるのが、Twitterなどで展開する1ページ漫画、通称「しおひガールズ」だ。

女の子が自分だけに語りかけるという、恋愛では定番のシチュエーション。そこでささやかれるのはストレートな愛の告白が王道だが、しおひがりさんの作品はいずれも女の子が癖のある態度や予想外の一言をつぶやくのが特徴だ。

12月に投稿された新作「落としてから上げる女」では、首を傾げ「ハァ~?クリスマスだぁ~?」と小馬鹿にするような少女が登場。が、続く一言で「むちゃくちゃ空いてます」と低姿勢のアピールを見せ、台詞の間の落差が凄まじい返事を描いている。

また、11月に投稿された「そして君の好きな人になる。」では、こちらを振り向いた少女が、堂々とした表情で「たおしてくる その好きな人ってやつ」と高らかに宣言。意中の人が自分以外を誰かを好きというショックな展開があったはずが、動揺を微塵も見せずに格好よく言い放つ姿がぐっとくる。

■読者からの反響が制作への刺激に
イラスト集やWEBアニメ化もしているなど、根強い人気を誇る「しおひガールズ」シリーズ。台詞のインパクトもさることながら、女の子のいで立ちや表情など、微妙なニュアンスが組み合わさることで、独特の魅力が生み出されている。

そんなしおひがりさんに、2022年の同シリーズについて振り返ってもらった。

「今年はデジタル絵を多く描きました。夏以降は“アナログっぽく”描くということにもなんとなく挑戦していました」と、2022年の制作上での変化を教えてくれたしおひがりさん。

また、今年自身のお気に入り作品を訊くと、4月に投稿した作品「心配性」を挙げた。

待ち合わせの相手に「おせえぞこわっぱ」と上から目線でぼやきながら、内心はドキドキで「フラれたかと思ったわ」と漏らす女の子を描いた作品で、4000件以上のいいねとともに「天才」「こんな事言われたらキュン死に」と反響を呼んだ。この反響は、上記で述べられた制作の変化にもつながったという。

「この作品を多くの人に見てもらえたことでデジタル絵をもっと描いていこうかなと思ったきっかけとなった絵でもあり、気に入っています」

最後に2023年の抱負をうかがうと、「来年は漫画を描きたいですね。なんか毎年言っている気がします」と答えてくれたしおひがりさん。ほかにはない独特の魅力を持つ作家だけに、新作への期待も高まる。

取材協力:しおひがり(@shiohigari114)

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