生まれた時から猫と一緒に育ち、猫のいない生活は考えられないというモーニング娘。’22の小田さくらさん。これまで一緒に過ごしてきた猫は全て保護猫で、2020年にはご家族と一緒に保護猫のミルクボランティアも行ったそう。そんな彼女がこれまで共に過ごした猫の数は小田家の10匹に、ミルクボランティアでお世話した48匹を加えて、何と総勢58匹！ウォーカープラスでは、ただの猫好きに留まらない小田さんと猫たちの生活を、インタビューとオリジナルマンガでお届けする。今回は、小田さんと保護猫のお話です。
■保護猫を飼っていると、飼おうとしなくても猫の方から来ちゃう
こんばんは〜。モーニング娘。’22の小田さくらです。
これまでに小田家にいた猫は、私が生まれる以前から全部保護猫なんですけど、理由は特別ないんです。両親も保護猫にこだわっていたわけじゃなかったらしいのですが、お金を払って猫を買うという感覚がなかったみたいで。あと、これは保護猫を飼っている方からよく聞く話なんですけど、飼おうとしなくても猫の方から来ちゃうんです(笑)。
はじめは、初代猫のあやちゃんが1匹じゃ寂しいのではないかということで保護猫のたくを飼ったそうなんですけど、この2匹がすごく仲が悪くて(笑)。それで仲裁役として、引き取ったのが3匹目のくりだった。そして、4匹目のももは母の仕事先で産まれて、最後まで引き取り手がなかったので譲り受け、5匹目のななはうちがお世話になっている動物病院で保護されていた元捨て猫でした。
■両目の見えない「なな」はヒゲと感覚だけで動き回れた！
ななは目がダメになっていて、両目のない子はもらい手が決まりにくいので、父が4匹も5匹も一緒だろうと引き取ってきたんです。この子は本当にすごくて、ヒゲと自分の息がモノに当たって帰ってくることだけで距離を掴んで行動していて、二段ベッドの上から飛び降りたりもしていたので、たぶん家の空間を全部把握していたんだと思います。でも、ななは怖がりな面もあって、どの子よりも甘え上手でした。両目が見えない分、本能的に人間に頼っていたのかな？と思います。
そうこうしているうちに、猫嫌いのあやちゃんが家出をしたと思ったら、今度はぷーちゃんが明け方にベランダの外で鳴いていたので、保護することになりました。名前をつけると愛着が湧くので、名無しの“ぷー太郎”にしていたんですけど、そのまま飼うことになり、名前もそのままぷーちゃんになりました(笑)。ここまでが我が家の猫の初期メンバーです。
■姉はセイラ、弟はのぶお。ネーミングの違いがあり過ぎの姉弟猫
その後、私が子猫を飼いたいと言ったことで飼うことになったのがセイラちゃんでした。その時に姉弟はなるべく一緒にいさせてあげたいという理由で、セイラちゃんと一緒に弟ののぶおも引き取りました。お姉ちゃんはセイラなのに、なぜ弟はのぶおなのか不思議ですよね？のぶおは茶白の猫で、小さい頃は美少年だったので何でのぶおなの？と思っていたんですけど、育ってくると“のぶお感”が増してきたんです！飼い主を推してるのかな？というぐらいデレデレで、飼い主が大好き。顔ものぶお！って感じになりました(笑)。
その後に来た吉(キチ)は三毛猫のオスなんですけど、三毛のオスはとても珍しいので、悪い人に引き取られると品種改良に利用されたりする恐れもあります。だから、信用できる人に引き取ってもらいたいということで譲り受けることになりました。
■ミルクボランティアからうちの子になったクマ
そして、一番新顔のクマは、ミルクボランティアをしている時にお世話した子でした。一度は保護猫ボランティアさんのところまで返しに行ったんですけど、私にすごく懐いていたので離れがたくて…。それで私と妹でじゃんけんをして、私が先に3勝したら飼おうということになったんです。でも、私、ストレートで2回負けてしまって！ヤバいと思って、「クマ、応援してよ！これで最後になっちゃうかもしれないんだよ？」と言ったら、それまでボーッとしていたクマの表情がちょっと変わって、そこから3回連続で勝って逆転して、うちの子になりました(笑)。
今はセイラちゃんとのぶおと吉とクマの4匹と暮らしていますが、一番多い時は5匹＋ミルクボランティアの5匹で計10匹！でも、ミルクボランティアの子猫はすごく小さいので、そこまで大変ではないんですよ。
【小田さくらさんプロフィール】
1999年3月12日生まれ、神奈川県出身。モーニング娘。’22のメンバー(11期)。ニックネームはさくら、おださく。ラジオ日本「モーニング娘。’22のモーニング女学院～放課後ミーティング～」に出演。特技はフラダンス、鼻歌。趣味はエモーショナル童謡。好きな音楽ジャンルはテクノポップ、VOCALOID。好きなスポーツはフィギュアスケート(見る専門)。座右の銘は「続ける」。
取材・文＝及川静／撮影＝中村和孝／漫画＝オキエイコ
