サイト内
ウェブ

【漫画】穏やかなタイプの息子にも、ついに来たイヤイヤ期…世の親たちは偉いと実感/自閉症育児奮闘記

  • 2022年6月21日
  • Walkerplus

コミックエッセイ「自閉症育児奮闘記~今できること」は、シングルマザーのまるさん(@shishishishimr)と、発達障がいと診断された幼い息子・リュウくんの日常を描いた作品だ。ただでさえ大変な初めての育児に加え、息子の成長への不安や戸惑い、悩みが描かれ共感を呼んでいる。また、そんな親の苦しみをよそに、ゆっくりと確かに成長していく息子の姿も微笑ましい。今回は、リュウくんに訪れたイヤイヤ期と、食欲旺盛で体格がよく目立ちすぎるという話を紹介する。

まるさんは発達障がいについて、ひどい癇癪(かんしゃく)やこだわりの強さがあるというイメージを抱いていた。だが、リュウくんは比較的穏やかなタイプ。手がかからない分、逆にまめに声をかけていかないと発達が遅れてしまうリスクもあるという。

そんなおっとりしたリュウくんにも、ついにイヤイヤ期が訪れた。成長過程の一つなので覚悟はしていたものの、「めんどくさい」という本音も。子育てが初めてのまるさんは、もっと面倒な子供もいるだろうに世の中の親は偉いなぁ、と感心する。

もう一つのエピソードも紹介。体格のいいリュウくんは、とにかくよく食べる。そのことについて周囲の反応は…。

「よく食べていいですね」という言葉ばかりで、食べ過ぎる悩みに共感してくれる人はなかなかいない。

体は大きいが、リュウくんはまだオムツが取れない。トイレでオムツ替えをしているとジロジロと見られてしまう。「こんな子もいるんだ」というふうに、多様性の一つとして認識されるようになってほしいとまるさんは願う。

■子供がよく食べるのは贅沢な悩み?
リュウくんにも、ついにイヤイヤ期が訪れた。「SNSなどでいろんな家庭のイヤイヤ期のエピソードを見ていたので、おっ!やっときたか!!と思いました。特に何も対策はしておらず、当時は『自分の気持ちを表現できるようになって、成長したなぁ』としみじみ感じていた気がします。もちろん場合によってはイライラする事もありましたが」

リュウくんは癇癪がなく切り替えも早い性格のため、そんなに大変だったというイメージがないという。「ただ一つだけ、療育で椅子に座っていられず立ち上がってしまう息子を捕まえていたら、思いっきり噛まれた事があります。腕が噛まれた形にきれいな紫になりました」

子供がよく食べることについて、共感を得られないと嘆く所も印象的。漫画で描かれている以外にも、「最近は選り好みを覚えて残すこともありますが、以前はファミレスのキッズセットだけじゃ足りなくて、ママのご飯に手を伸ばしてくることも。親戚の家に遊びに行った時には、私と食べる二人分のお寿司を半分以上、そのほかにおかずも食べて途中で止められたり、ママと息子のご飯を用意したら量の多いママの方を取っていったり」とエピソードには事欠かない様子。

「ちなみに私自身も子供時代はよく食べる方で、母によると、兄と私で量の違うご飯を用意したら、勝手に量の多い方を食べていたそうです。血筋だな…と感じました(笑)」。子供がよく食べるというのは贅沢な悩み?小さなお子さんがいる方はどう思われるだろうか。

取材・文=折笠隆

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.