
皆さんはGWをどのようにお過ごしだろうか?「ちょっと時間を持て余しているよ」…という方のためにウォーカープラスがおすすめする漫画をピックアップ!
今回紹介するのは、元ゲーム会社所属デザイナーで、現在はストーリー漫画をメインに執筆活動を行っている吉良いと(@kilightit)さん。個人で作品を公開・販売するほか、商業誌への作品掲載など、精力的に創作を続けている漫画家だ。
吉良いとさんが手がけるのは、幽霊が見える葬儀屋を中心に、さまざまな人間ドラマが描かれる「ようこそ亡霊葬儀屋さん」という作品。2019年1月にTwitterへ投稿すると「Twitterの漫画で泣いたのは初めて」など多くの感想が寄せられ、その後少年ジャンプ+にも連載がスタート。現在は「幽霊が視(み)える葬儀屋さん」として、個人で連載を続けている。
GWに読みたい漫画として紹介する作品は「ようこそ亡霊葬儀屋さん」。主人公が“幽霊が見える葬儀屋さん”という設定の漫画だ。作者自身が幼少時に故人への後悔を残しており、“もしあの時ああしていれば”を叶えてくれる存在がいたら…、という思いから生まれた作品だという。
主人公である葬儀屋・烏丸枢(からすま・くるる)はある女優の葬儀を引き受けていた。そこに亡くなった女優の妹が「エンゼルメイクをさせてほしい」と交渉に来た。19歳の妹は現在メイクの専門学校に通っていて「まだプロではないですけど…お姉ちゃんにメイクをしたくて…」と懇願する。
しかし、烏丸は「やめた方がいいです」と断る。「姉のメイクをするには実力不足ってことですか?」と食い下がる彼女に、烏丸は「生前の彼女はとてもお美しかったことでしょう。今の彼女は、貴女の知っているお顔じゃありませんから」と答える。だが、断った本当の理由はほかにあって…!
“幽霊が見える葬儀屋”である烏丸。烏丸は実は、死んだ姉に「妹にメイクをさせないで」と頼まれていた。姉に最期のメイクを施したいと切に願う妹の申し出を断った本当の理由とは…?そして、生前の姉と妹の間に一体何があったのか…?姉の死因は…?
大切な人の死は悲しく、失った時の後悔は次々と浮かび上がってくる。遺された人に「幽霊が視える葬儀屋さん」は何を伝えるのか?死者と遺族をつなぐ最期の架け橋となれたのか?感動のラストが待つ話題作をこのGWに読んでみよう。
取材協力:吉良いと(@kilightit)