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【ゲイインフルエンサー・DELIVAのお悩み相談室】「自信が持てない」「女だから舐められる」…そんなアナタへの回答

  • 2022年4月28日
  • Walkerplus

"ピンヒールを履きこなす美脚のゲイインフルエンサー"として沖縄を拠点に活動している、DELIVA(デリバ)さん。スタイリスト、デザイナー、ライター、画家として活動すると同時に、Instagram(@hilokideliva)、TikTok(@deliva.gaygaygay)、Twitter(@DELIVA_G)、YouTube(「DELIVA Official GAY Tube」)でのインフルエンサー活動も注目を集めている。そのなかで彼の人柄や言葉に心を動かされた人々から自然と悩み相談が集まっているそう。

そんな数々のお悩みに答えるDELIVAさんの連載「ゲイインフルエンサー・DELIVAのお悩み相談室」がスタート。今回は、社長就任を控えた女性からのお仕事に関するお悩み。

■今回もハリキってご覧ください♪
皆様、おこんにちは♪

兼ねてから、ワインのエチケットの絵に酷似していると言われるゲイです♪

わりとどうでもいい情報を本編の導入にぶっ込んだ私情だらけのDELIVAでございますが、
そんなアタシに今回もお悩みを下さったYuzukiさんへのご回答でございます♪

それでは皆様、ハリキってご覧ください♪♡

■ペンネーム「Yuzukiさん」からのお悩み
いつも楽しく拝見しております。

私は春に会社の社長就任を控えています。小さな会社ですが、創業者の祖父、二代目の父が懸命に繋いできてくれた会社です。声がかかった時、自分にはリーダーの器には相応しいとは思えませんでしたが、高齢の父を楽にさせたい気持ちで継ぐことを決めました。

ですが、私が経営者として前向きに活躍していこう!という意志がなかなか芽生えません。経営がいかに大変で、父が心血を注ぐように経営に携わっていたのを知っているだけに、私では皆落胆するだろうと思っています。

私はお世辞にも聡明とは言えないです。ここで負けてなるか、と言う情熱もありません。ただ一人で長年活躍してくれた父を安心させたい、昔から支えてくださる社員さん達の生活を守りたい、とかそんな温(ぬる)いことしか考えていません。私でいいのか、自信が持てません。

アナタって馬鹿ね!みたいなお叱りでも構いません。何かお言葉いただけないでしょうか。逃げてる暇があったら前に進まなくてはいけないのですが、女性と言うこともあり、何となく舐められそうだなという予感がします。難しいです。

二代共カリスマがある感じですが、私はモブ(意:群衆)に近いです。よろしくお願いします。

■DELIVAからの回答♡
Yuzukiさん!!お祖父様の代から続く家業の継承、とても誉れな大義でございますね!!

お祖父様、お父様の猛虎爆進の如く経営理念には心底敬服でございます!!が、Yuzukiさん、「お二方はお二方」、「yuzukiさんはyuzukiさん」ですよ♪

遺伝子は同じでも肉体と価値観は別。前社長ご英断の元、声がかかり、Yuzukiさんがリーダーになるのですから、直接バトンを渡されたことの誉れに粛々と向き合い、Yuzukiさんならではの会社にしていってください!!♪

先代の英知と努力で作り上げられた、業績を上げるための「事業理念」は利のために継承すべきですが、会社の「経営理念」はYuzukiさんの思う様にすべきです♪それが、社長ができる特権であり、すべき責務なのですから。

「Yuzukiさんの素敵な社長像♪」を妄想しておきましょう♪他に翻弄されてはいけません。Yuzukiさんが就任したら前社長はもう「他」です。

「トップの翻弄」。これが社員様達に一番不安を与え、煩わしさを植え付けてしまう因子です。

【自信がない】
Yuzukiさん、実は自信に満ち溢れている人ほど危険なのです。理想が膨らみ夢が前のめりになると、現実が霞み、成功の自信による慢心から不測の事態の対処法を怠ることが多いので、いざ逆境に直面した時の倒れぬ力が希薄になって、潰れていった人をアタシはたくさん見ました。

Yuzukiさんは「自信のない自分」を糧に、社員の皆様が大手を振ってYuzukiさんを助けてくれるような、女性ならではの愛に満ち溢れた会社にすればいいのです♪

【女だから舐められる】
「舐められる」というよりは、「彼女は先代と同じことをしない、または出来ない」ということを皆が理解してくれているのだと思いましょう♪これは社員様方からの「反発」ではなく「愛」です♪

そういう意味では「女だから」という言葉が出てくるかもしれませんがこれは、「女が男をお姫様抱っこする」「男を差し置いて女が鉄骨を運ぶ建築現場」ぐらいの違和感を持っているだけです♪

できないこと、は負のイメージなのではありません。先代も、男だからこそできなかったことも多量にあるはずです。それらをカバーしてくれ、これからのYuzukiさんを守ってくれるのが、社員様たちなのです♪

まだ始まってもいない中、負の深読みをするのは勿体無いです♪ 信頼し合いたい人たちに対して構えてしまいます♪人事が変わることへの不安は誰しも往々にしてあるものです。

これは、超キレ者の社長が他所(よそ)から来ようが、ダメ社長が赴任しようが同じ心情になります。男女云々の前に、Yuzukiさんは社長としては1年生。地位はただの「地位」。

大ベテランである部下の皆様に敬意と尊敬の念を払って、「教えて頂く立場」であることを忘れず、立場に脅かされず、また立場に驕(おご)らず昂(たかぶ)らず、皆様にとって働きやすい環境と対価に見合った報酬を提供できていればむしろ可愛がってくれます♪

社員の不安や不満をよそに闇雲に持論をぶつけたり、変に強がったりするのは危険です。女だから、男だから、ではなく「Yuzukiさんだから」こその課題があれば克服に勤しみ、ならではの魅力を会社運営に存分に満たせば良いのです♪

そしてこういう時に使う女のアルティメットスキルが、「愛嬌」なのですよ♪デキる女ほど、大事になってくるのはこの「愛嬌」です♪

【リーダーの器】
昔、アタシがショップ店員だった頃、当時店長だった肌質のエロいイケメン店長がいたのですが、彼はいつもニコニコヘラヘラと笑ってはアタシ達と戯れ、ただただ居心地の良さを提供するだけの温い店長だなーと思っていました。

ですが蓋を開けてみれば、彼は人知れず本社の人間と戦って人事を守ってくれたり、店長としての職務は遅延することなく完璧で、スタッフがクレームを起こせば菓子折り持って単身で先方のご自宅に何食わぬ顔で向かい、持ち前のキラキラスマイルで最(いと)も簡単に解決して店に帰って来たかと思えば、個人売上首位をおっ立ててまた笑顔を振り撒いてヘラヘラと帰っていくような強さと柔和を兼ね揃えている、とてつもなく魅力的な人でした。

職場の居心地も良くしてくれるのに、店長としての職務もこなし、それでも自身の限界は謙虚に認め、コミュニケーションの一環として膨大な職務で膨れた時は、その一端をスタッフにお仕着せなく頼んできてくれる。

こんな店長には絶対他店舗に行って欲しくないと、アタシはがむしゃらに売って接客応対を自ら鍛え、雑務をいち早く覚えたのを憶えています♪

店を牽引しながらも、スタッフと同じ立ち位置や目線でいることができる。これって、無敵ですよね♪

リーダーの器というのは、持ってるかどうかを自身が検証する物ではなく、皆が「器があると思ってくれる」ことが指針になる物です。

なので、Yuzukiさんはそもそも器の有無をお考えにならず、ただただ社員様達との日々を邁進なされてください♪そうすればいつか自ずと、勝手に器が広くなってくるはずです♪

【一人で長年活躍してくれた父を安心させたい、昔から支えてくださる社員さん達の生活を守りたい、とかそんな温いこと】
会社を引き継ぐには十分過ぎる信念ですよYuzukiさん♪「社員の生活を守る信念」こそ、社長として会社の根幹を支えるとんでもなく大義なことです!!既にその信念が備わっているYuzukiさんは、経営に向いているのかもしれません♪

「女性であること」は、猛々しい男がどう足掻いても成し得ないアルティメットステータスです♪そんなジェンダーを活かし、Yuzukiさんが思う信念で邁進しようとしてるその活路は、「温(ぬる)い経営理念」ではなく「温かい経営理念」です♪

とても素敵な理念だと思います♪温かいことは、温いこととは違います。

「優しくいること」。これほど難しく自分を律しなければならないことはありません。厳格であることよりも時に我慢や忍耐が必要です。

仕事に優しさ温かさは生温いと思われがちですが、温かさの中にも人を動かす力はあります。厳格なスタンスで鉄槌を奮うよりも、温かさで手を引き背中をそっと押してあげる手法も、皆が能動的に動いてくれるのではないかと思います。

先代の勇猛果敢な精神に囚われず、女性ならではの優しく豊かな視点で、Yuzukiさんならではのお人柄で、社員の皆様と共に素敵な会社を築き上げていってください♪

カリスマなんぞにならなくとも、人は魅力を十分に散布できます♪モブだからこそのお人柄で、土着的改革と社員様達との協調性を武器に、魅惑的な女社長ライフを楽しんでいってくださいね!!♡

・・・・・ねぇアタシさ、結構ぉ良いこと言ってない♪?

DELIVA♡

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