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「北斗の拳」大好き男子たちが生み出した「コラントッテ」ケンシロウ&ラオウモデルへの道!

  • 2022年3月8日
  • Walkerplus

磁気ネックレスの人気メーカー「株式会社コラントッテ」が2022年2月、「北斗の拳」のケンシロウとラオウの2名とアドバイザリー契約を締結。それを記念してケンシロウとラオウをイメージしたコラボレーション限定モデルを発売した。このニュースはSNSを駆け抜け、熱狂的ファンの心に火をつけたのだが、なぜ「北斗の拳」?アスリートとして契約を?その理由を、制作責任者の松尾 啓さんと広報部の中島理恵子さんに直撃。コラボにまつわる想いやエピソードを聞いてみた!

■まさかの契約アスリート!その理由は?
「北斗の拳」は、「週刊少年ジャンプ」に1983年~1988年まで、原作・武論尊、漫画・原哲夫により連載された作品。199X年に、核戦争で文明社会が消えてしまい、弱肉強食、暴力が支配する世界が訪れた。そんな中、北斗神拳の伝承者であるケンシロウが宿命を背負い、強敵と戦い、成長しながら最強の男・ラオウに挑む壮大な物語だ。

その主人公であるケンシロウと宿命の相手・ラオウを抜擢し、限定モデルを作った理由とは?
「以前『機動戦士ガンダム』モデルを作ったことがあり、その時は特に40~50代前半の男性に大変人気があったんです。では、次のコラボ商品として、その世代に響くキラーコンテンツは何だろうと考えていた時に『北斗の拳』がよいのでは?と言う声が上がったんです」と松尾さんは振り返る。

当時この作品に熱中した小・中学生も今では40~50代。「私自身も作品が大好きだったので、これは実現化したいと強く思い『北斗の拳』の版元であるコアミックスさんに相談したのが始まりです」と教えてくれた。

面白いのは、ケンシロウとラオウをアスリートとして迎えたことだ。

「そうなんです。『アスリート契約か!』と、Twitterでも驚きの声があがっていました」と言うのは広報の中島さん。「弊社は約60名のアスリートと契約をしています。野球選手も多く『ラオウと契約が締結したなら、ぜひ、ラオウ好きの野球選手にも着けてほしい!』と言う声が多かったですね」と続けた。

ちなみにアドバイザリー契約とは、磁気ネックレスを身に着けた効果や着け心地を相手からフィードバックしてもらうこと。契約は、その人が本当によかったと実感しなければ行っていないという。中島さんは「時間をかけて信頼を構築した上で契約しています。契約者の知名度の高さより、商品の効果を実感してもらえているか、それが重要なのです。その上で、いただいた感想を商品開発に活かしています」と話す。

先日終了した北京五輪のフィギュア男子フリーで銅メダルを獲得した宇野昌磨選手も契約選手で、黒と金を組み合わせた重厚感のある定番モデルを愛用している。期間中にもテレビ画面で見たことがある人もいるのでは。

■男子だらけの制作チームで作った「北斗の拳モデル」。刻印やテーマカラーなどアイデア続々!
コラボの制作に入ったのは2021年の5月ごろ。松尾さんと営業部のスタッフから始まったアイデアも、結果的にコアミックスの担当者などを含め男性だけの制作チームとなったそうだ。しかも全員が、この作品に熱中した人ばかり。「自分たちの想いを詰め込みました」と松尾さんは言い、アイデア出しもぐんぐん進んでいったそうだ。

今回の商品は戦う場面でまとう「闘気」のイメージカラーを表現。ケンシロウはブルーラメ、ラオウはレッドラメを使用した。

また、裏面には各キャラクターをイメージした漢字1文字も刻印されており、ケンシロウモデルTAO ネックレス AURA【KENSHIRO LIMITED MODEL】には「愛」、ラオウモデルTAO ネックレス AURA【RAOH LIMITED MODEL】には「覇」が記してある。

テーマカラーや漢字はどのように決定を?

「ケンシロウはクールなイメージの青、ラオウは豪快でパワーがあるので赤。また、ケンシロウは静かなシルバー、ラオウは世紀末覇者なので、ゴールドと組み合わせました。漢字は、ケンシロウが常に愛と悲しみを背負いながら戦う人なので『愛』、ラオウはやはり覇者の『覇』ですね。これはコアミックスさんの豊富な知識を元に、そこから選りすぐった言葉です」

ただ、製作段階で、ラオウモデルのレッドラメの色がうまく出なかったという。「燃えるマグマの様な色を目指したのですが、どうしても重厚感が足りず、何度か試作しなおした」そうだ。

■「お前はもう…」「我が…」あの名セリフもコラントッテバージョンに大変身!
「北斗の拳」と言えば、名台詞の宝庫!今回は、その魅力をパッケージにも凝縮してあるのでじっくり眺めてみてほしい。

「装丁からインパクトを狙いました。コアミックスさんからは『これまで描かれた絵であれば、どれを使ってもかまいませんよ』と許可をいただいたのですが、選びごたえがありすぎて本当に悩みましたね。どーん!とこちらを見据えた姿が欲しくて、堂々としたものを選びたかったのです」

こうして決まったのが、胸の傷を見せながら立つケンシロウと、威風堂々とこぶしをにぎるラオウの姿だ。どちらも大迫力!

しかも、内側には、あの名台詞が…!

「ケンシロウには『お前はもう磁気を纏っている!!』、ラオウには『我が磁気に一片の悔いなし!!』とコピーを入れました」

パッケージが出来上がってきたとき、制作チームはもちろん「社内の各所からも『ウォーッ!!』と興奮した声が聞こえてきましたね。反応しているのはやはり同世代の男性社員。みんな盛り上がってました(笑)」と当時の様子を話す松尾さん。

その名言は、「北斗の拳」モデル特設サイトのスペシャルムービーにも活かされているのでぜひチェックしてほしい。

この公式サイトには、ファンを刺激する2人の姿がいっぱい!
戦いを避けられない2人が最後の力を振り絞り、挑みあう磁気対決!
今回のコラボ限定スペシャルムービーは、ナレーションもこの動画のためだけに録音した限定版!声はおなじみ、声優の千葉 繁さんだ。このお宝感も重要ポイント。ファンの心に火をつける仕掛けが満載なのだ。

■名言ではあるけれど、NGとなったあの言葉たち
この作品の中でのもうひとつの名言といえば、ケンシロウに経絡秘孔を突かれて死んでいく相手が言い放つ断末魔の叫び。

「『あべし』『ひでぶ』といった死ぬときのセリフもこの作品の面白さのひとつですよね。これも使おうかという案があったんです。ではなぜ止めたのか。それは、当社が健康をサポートする会社だからです。なのに、死ぬときのセリフをいれるとは何事だと。それで却下となりました」と思い出し笑いの松尾さんであった。

ほかに、悪役のジャギをからませる?ケンシロウと共に旅をするリンとバットに磁気のことを語らせよう、などいろいろな案が出たが、それらは「北斗の拳」モデル特設サイトで実際にカタチとなっている。

では、もしコラボ第2弾があるとしたら、どのキャラクタ―にひかれますか?と松尾さんに聞いてみた。

「人気のあるジュウザも捨てがたいのですが、トキとレイですね。トキは北斗4兄弟の次男で、ラオウとカイオウの弟。強さとやさしさを兼ね備えた人格者で情に訴える魅力があります。レイは、仲間や子供たちを大事にする『義』の人で、男女共に人気があるのでこの2人でしょうか」

2月下旬の時点でどちらのモデルが売れ筋かと聞くと、ケンシロウではなくラオウだそう。商品は限定販売なので無くなり次第終了だ。

「今回、キャラクターで話題になっていますが、磁気ネックレスそのものも、きちんと身に着けていただければ、首や肩の血行を改善してコリを緩和する効果が期待できる医療機器です。PCやスマホを見続けたり、この時勢でマッサージにもなかなか行けずコリがつらいという方が多いはず。ぜひ着用いただけたらと思います」と中島さんが締めくくった。

■TAO ネックレス AURA【KENSHIRO LIMITED MODEL】、TAO ネックレス AURA【RAOH LIMITED MODEL】各28,600円

取材・文=田村のりこ

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