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岩田剛典が最新作で肉体美を披露!自信があるのは「死ぬほど鍛えました」と話すあるパーツ

  • 2022年2月23日
  • Walkerplus

2022年2月14日にNetflixで配信がスタートした『金魚妻』。累計300万部超えの同名漫画を原作に、DVやモラハラで傷ついた主人公の平賀さくら(演・篠原涼子)と禁断の恋に落ちる春斗を、岩田剛典(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が演じている。

タワーマンションに暮らす妻たちが一線を越えていくラブストーリーを、全8話のオムニバス形式で描く本作で、“大人の恋愛”に挑んだ岩田はこの作品をどのようにとらえて演じたのか。また、俳優としての自身についても語ってもらった。

■“年上の女性と年下男子の純愛”という解釈で演じた春斗
――本作『金魚妻』は配信開始からさっそく注目を浴びていますね。まず、岩田さんはこの作品に対してどういった印象を抱きましたか?

【岩田剛典】すごくセンシティブな題材ではあると思うんですけど、僕の中では“年上の女性と年下男子の純愛”みたいな、そういった解釈をしていたんです。実際、僕が演じる春斗は、真っ当な純愛作品に見えるシーンの積み重ねが多かったので。

――春斗役としてオファーを受けた時、ご自身のどんなところが求められていると感じましたか?

【岩田剛典】まさに、年下男子的な要素を感じていただいてオファーをくださったと思うので、そこをより強調する演技を目指しました。

――岩田さんの中での年下男子のイメージというと?

【岩田剛典】なんですかね…純粋さじゃないかな?いろいろなことに対してフラットでいて、純粋でいて。あとは、ちょっとドジというか(笑)。母性本能をくすぐるようなところっていうのはありますよね。

――ご自分にも、年下男子要素はあると思いますか?

【岩田剛典】昔からそういった要素があると言われることはありました。笑顔とか。ただ、今回は年齢的に“ギリギリじゃない?”って思ったけど(笑)。そういう意味では、年下男子キャラをできるタイミングも限られてると思うので、いいチャンスをいただいたなと思います。

■年上女性の魅力は「余裕や懐の深さ、包容力だと思う」
――年上の女性に惹かれていく春斗の気持ちに共感できる部分はありましたか?

【岩田剛典】知識や経験というものからくる、余裕や懐の深さ、包容力があるところが年上の女性の魅力だと思うんです。春斗とさくらの場合は、単純に一目惚れという関係ではないので共感とはまた違うかもしれないですけど。そういう部分に惹かれる気持ちは共感できますね。

――今作はインティマシー・コーディネーター(センシティブシーンの撮影において俳優の精神的・身体的サポートをするコーディネーター)が入ったうえでのラブシーンが多いのもポイントだと思いますが、そういう現場に携わってみていかがでしたか?

【岩田剛典】やっぱり、ほかの現場との違いはそういうセクシャルな部分ですよね。そういうシーンがいきなり差し込まれるから、もし僕がテレビで観てたらビックリする(笑)。でも、そういう部分は、見てはいけないものを見ているような、ドキドキを求める気持ちに応えられていると思います。

――まさに第1話では、篠原涼子さんとお風呂場でのラブシーンもありましたよね。撮影時、心がけていたことはありましたか?

【岩田剛典】そこは第1話のクライマックスで、視聴者が息を呑むシーンだと思うんですよ。だから、すごく緊張感がありました。撮影が結構序盤の方だったから、篠原さんとも信頼関係があまり築けていない状態だったんです。それも、いい緊張感に繋がったのかもしれない。

――緊張感をほぐしてというよりは、むしろそれを活かして。

【岩田剛典】そうですね。全身が濡れている状態での撮影だったので、寒くて!熱いシャワーをかけながら撮影していました。

――篠原さんとは、現場でどのようにコミュニケーションを取りながら撮影されていたんでしょうか?

【岩田剛典】第1話の船に乗るシーンは2人で考えながら段取りを組んで、自然な笑顔も出せるようにお互いにアドリブを入れていきました。屋上でビールを飲むシーンは、僕がふざけたのに対して篠原さんが笑ってくれたのを覚えていますね。

■死ぬほど鍛えた背中が自信のあるパーツ?
――ちなみに、篠原さんは岩田さんの肉体美をすごく絶賛されていましたが、ご自身としては一番自信があるパーツはどこでしょう?

【岩田剛典】撮影時は本当に何もしていない時期だったんですよ(笑)。褒めてもらえるのはありがたいんですけど、今回の役のために何かをしたわけでもなく、普段通り。役柄としても、金魚店の店主ということであんまりいい体過ぎるのもどうかな?と思って。ただ、『HiGH&LOW』の撮影時に背中を丸出しにして拷問されるシーンがあって、その時に死ぬほど背中を鍛えたんです(笑)。その名残がまだあるので、強いていえば背中ですかね。

――作中でも体を見られるシーンがたくさんありますが、魅せ方についてはどんなこだわりを?

【岩田剛典】そこは並木(道子)監督からもいろいろ指導を受けて、演出を付けてもらいました。手の寄りとか体のパーツを撮っていく部分では大げさに意識したり、画角によって手の位置を変えたりしましたね。正直、手や足に寄られるって、照れ臭かったですけど、足の指先までしっかり見てもらえたらと思います。
――「一線を超えた妻たちを描く物語」というテーマがある作品です。これになぞらえて、これまでに岩田さんが「これは一線を超えた」と思ったエピソードを伺いたいです。

【岩田剛典】勇気を出して、大勢の前で意見を言った瞬間っていうのがあって。プロダクションの人間が集まる中で、“自分はこうしたいんだ”とか“こういう意見を持ってるんだ”っていうのを強く言った時かな。お酒の勢いに助けられたっていうのもあったかもしれないけど、そういう時っていうのは例え勢いだったとしても、人の心に刺さりますよね。心とか、記憶にも残ると思う。大事なことだったと思うし、そこから自分が生きやすくなったなって感じていますね。

■普段は出演作を観ないメンバーも「今回は観ちゃうかも」
――ちなみに、俳優としてある意味で「一線を超えた」という、ターニングポイントになった作品や出来事というと、いかがでしょうか?

【岩田剛典】映画『去年の冬、きみと別れ』で瀧本(智行)監督にいろいろとしごかれて。お芝居に対する自分の気持ちが変わったので、芝居についてより深く考えるようになったきっかけでした。あの時は、瀧本監督から具体的な指導を受けたというよりも、“大きな声を出せ”とか、もっとざっくばらんに“お前、やれ!”みたいな感じでしたが、その言葉の意味を自分の中で考えるんですよね。そこで感情の持っていき方だったり、セリフ回しだったり、芝居をブラッシュアップしてこれたので、そういった部分はすべて今作にも活かせていると思います。

――今作でも、女性目線で「かっこいいな、素敵だな」と思う演技と、春斗の人間性を演じる部分と、両方を兼ね備えた魅せ方はとても印象的でした。

【岩田剛典】もちろんすべてお芝居ではあるんですけど、女性にときめいてもらえるような、いわゆるキラキラしたシーンはしっかりと狙いつつ。感情が大切な部分に関していえば、前半と後半では春斗の内面にも変化があって、第1話では笑顔がすごく多かったんですが、後半に行くにつれてあんまり笑ってないんですよね。原作があるものなので当て書きではないんですけど、すごく自然と自分の感情が入っていく役柄ではありました。

――そういった、心情描写も見どころのひとつですよね。きっと、岩田さんのもとにご覧になった方からの反響が届いていると思いますが、いかがでしょう?例えばメンバーさんは…。

【岩田剛典】メンバーは絶対に観てないですよ(笑)!でも、今回はたまたま観ちゃうかもな。みんな、Netflixを観るからね。ただ、MATSUさん(松本利夫)は毎回僕の出てる作品を観てLINEをくれるんです。現場ではなかなかお会いしないんですけど、そういう大先輩が連絡をくれるのはうれしいというか、ハッとさせられます。

■なんでもできる俳優業は自由度が高くて楽しい
――三代目 J SOUL BROTHERSは今年で結成から12年が経ちますが、結成当初から今に至るまで、変化や進化は感じますか?

【岩田剛典】月並みですけど、みんな大人になりましたね。ただ闇雲に漠然と夢を追いかける時期を超えて、付け焼き刃ではなく、もっと円熟してより思慮深くなって。アーティストとしての本質みたいなものを追い求めるモードに入っている気がしています。

――パフォーマーと役者は同じく“表現者”ではありますが、おもしろさの違いを岩田さんはどう感じていらっしゃいますか?

【岩田剛典】昔は、アーティストはめちゃくちゃ自由で、俳優の方が窮屈だなと思っていたんです。でも、逆だと最近思っていて。アーティストの方が自由に自分を表現できると思っていたし、自分の好きなことだけできたら一番いいんですが、意外とそれだけじゃない。イメージなど求められるものとか、勝負を迎えるタイミングが増えてくると、振り幅を広く持ちながら長くやり続けることが難しくなってくるなと。きっと、僕らに限らず、バンドとかどんな人でもそうだと思う。

でも俳優って、今回もそうですけど何でもできるんですよ。もちろんオファーの内容ありきではあるけど、コメディとかホラー、それこそ恋愛モノでもいいし、自分の好きなようにブランディングしていけるじゃないですか。だから俳優業って自由度が高くて楽しいなって、最近思っているんですよね。

撮影=大塚秀美
取材・文=平井綾子

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