
壁ドン…恋愛漫画における鉄板シチュエーションかもしれない。今回はイケメン生徒からの壁ドンに困惑する数学教師と、その“恋の壁”となった体育教師の漫画を紹介する。
この漫画を描いたのは、“フラグクラッシャー”の体育教師「ゴリせん(※ゴリラ先生)」が主人公の『〇〇で死ぬタイプの体育教師』シリーズを発表している酒井大輔(@sakai0129)さん。現在、ヤンマガwebで『ゴリせん』を連載しており、1月20日には『ゴリせん~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~(2)』が発売された人気漫画家だ。
2月12日にSNSに公開された本作「壁ドンされて恋しちゃうタイプの数学教師」は、ゴリせんと数学教師・只野堂涼子が焼肉を楽しむシーンからはじまる。2人の話題は生徒指導の話から、卒業した生徒の話へと移り変わっていった。卒業生への興味は薄い只野堂だったが、唯一忘れられない生徒がいるという。
その生徒とは、学校イチの“イケメン”で“問題児”だった加部灯。数年前のある日、只野堂が屋上でタバコを吸う加部を注意しに行くと、風に煽られた加部に壁ドンをされてしまう。近くで見ると美人な只野堂に「付き合って」と交際を申し込む加部だったが、只野堂は「ごめんねー ガキはタイプじゃないのよ」と歯牙にもかけない。しかし、“モテ男”の加部はあっさりと自分をフッた只野堂に「ふーん… おもしろそうな女じゃん」と興味を持ってしまう。
その翌日、中庭で他の生徒に加部が殴られているのを目撃した只野堂は、ダッシュで駆け寄る。殴られていた加部は大したことないといったそぶりで只野堂に再度“壁ドン”。「相談のってよ、生徒の相談無視していいんすかー?」と只野堂に詰め寄る。
そう詰め寄りながら、壁に違和感を覚えた加部。自分が寄りかかっているコンクリートの壁をマジマジと見ると、そこは壁ではなく、体育教師・ゴリせんの分厚い胸板で――。
漫画を読んだSNSのユーザーからは、「壁ドンで壁の方に惹かれるのは新しい」「まさか壁ドンされた壁の方に惚れるとはwww」と、ヒロイン役が「壁」に恋をしてしまうという“フラグ破り”の展開に思わず笑ったという声が多数集まっていた。「ゴリ先にも春くるかなって思ったけど、この人ありとあらゆるフラグ折るから、恋愛フラグもおりそうよなwwww」と、ゴリせんと只野堂の恋の行方を心配する声もあった。
近づいてくる春の足音に気づき、恋愛フラグを折らずにゴリせんと只野堂はゴールインできるのか。今後の2人の展開から目が離せない。
画像提供:酒井大輔(@sakai0129)