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【仔猫を拾ったので】(1日目~7日目)へその緒が付いた仔猫が横たわってました

  • 2021年12月15日
  • Walkerplus

ある日、へその緒が付いた仔猫を道端で見つけた「仔猫を拾ったので」(@yukifuri0biyori)さん。そのまま保護して育てることになりました。生死の間際にいた仔猫もすっかり元気になって、すくすくと成長しています。「仔猫を拾ったので」さんのツイートより、心温まる仔猫との日々の記録を紹介していきます。

■1日目
●道端に、へその緒が付いた仔猫が横たわってました。母猫が戻ってくるかなと思い触らずに少し様子見てましたが、置き去りにされた模様。拾い上げてみると冷蔵庫に入ってたみたいに冷たくなっていて死体かと思いましたが足が少し動いたのでひとまず連れ帰ることに。あと数分で死ぬかもと思いつつ。

●へその緒が乾燥しておらず生々しかったので、生後0日(生後数時間)と推測。とりあえず低体温では血の巡りが悪くて胃腸もうまく動かないのでタオルで包んだホッカイロでサンドしてポカポカモードに。お腹がぺったんこだったことから少なくとも数時間なにも口にしてないと推測されるので栄養補給へ。

●ただ、深夜だったので仔猫用の粉ミルクなんてものはなく、コンビニを数件まわったけどどこの店舗にもなかったので調整豆乳を少し薄めてあっためて代用。ほんとは無調整豆乳のほうがいいんだろうけど置いてなかったし、脳に少し糖分補給もさせたいなぁと思って調整豆乳使用。

●口に指入れても吸い付く動作(乳を吸う動作)が起こらないので哺乳する力無さそう。スポイトで口に入れても飲み込む動作が起こらないので、仕方なく医療用の細いカテーテルを食道に突っ込んで直接胃に流し込むことに。夜間に亡くなりそうだなぁと思いながらも、ひとまずあとは待ち。

■2日目
●三途の川に首まで浸かっていたボーイ(雄だった)、生き延びる。午前中に近くのショッピングセンター内にあるペットショップ兼ペット用品店で哺乳瓶や仔猫用ミルク購入。が、哺乳瓶で飲めず。2種類哺乳瓶買ったのに2種類とも不可。2日目もカテーテル給餌。

■3日目
●117グラム。この子…本気で飲むの下手や…。これ絶対、母乳うまくのめず→体力尽きて体温下がり→仔猫の体温が一定以下になると母猫は育てなくなるので→育児放棄されたのパターンでファイナルアンサー。

…狸だったらどうしよう。

●そういえば確か、どうしても仔猫用のミルクがなければ、一時的に牛乳を薄めて温めて代用、というのも見た。卵黄も入れられるとなお良し、っていうもので、もしまたそんな機会があったらやってみてもいいなぁと思いつつ、ちょっと本当に疲れていたこともあり豆乳使いました。豆乳ありがとう。

●さっきミルク用意して、カテーテル前に哺乳瓶の練習と思って咥えさせてたら突然「我が意を得たり!」的な感じで一瞬で飲み干した。やれば出来る子!!

■4日目
●まだへその緒ついてるけど、カピカピに乾燥して縮んできてるのでもうすぐ自然に脱落しそう。真っ黒い塊だったのが、白い模様少し出てきた。下腹部に白い模様と、あとなんとなく全身に縞模様。

哺乳瓶もだいぶ慣れてきた。助かる!

●そういえば、駆虫薬を念のため垂らしてある。以前推定生後3日の仔猫を世話した時、さすがにいないだろうと油断してたら数日してノミが走ってるのを見付けてぞわわわっとしたことがあるので。

●他の動物や自分に感染したらたまらないので、真菌症といったような、人間でいうところの水虫…のような、とにかく感染しやすく治りが遅い皮膚病とかもってないかどうか日々ハラハラする…。

■5日目
●お腹がすくと鳴くようになってきたのと、手を近付けるとひっつくようになってきた。だいぶ猫の赤ちゃんぽくなってきた。本日ミルク後最終138g。飲む力はまだ弱いので、哺乳瓶のちくびすこし針で広げてのみやすくすることに。

●哺乳は出来るようになったけど前肢で全然モミモミはしない…ひたすら口に運ばれたのを飲むのみ。哺乳瓶のちくびを0.01mm拡げてからだいぶ楽にのめるようになった模様。

■6日目
手のひらからはみ出るように。へその緒は乾燥してるけどまだついてて、目は開かず。

■7日目
へその緒がついに取れました。大人の階段をまたひとつ登った…。しかし、全身黒過ぎて明るめに補正しないと顔もわからないというか黒い塊にしか見えない。

■【この時期の特徴・注意点】発見したらまずは身体を温め、動物病院へ
もしも生まれたての仔猫を拾ったら?以下はそんな時の注意点です。

生まれたての仔猫は平均100gくらいで手のひらに収まるほど小さく、体温も36℃前後とずいぶん低め(成猫は通常38℃前後)。本来であれば低体温にならないよう母猫がそばで寄り添っているはずなので、仔猫を温める際もそれをイメージすることが大事です。

身体が濡れていたり汚れていたりしている場合は優しく拭き、温かいペットボトルや使い捨てカイロをタオルにくるんで徐々に温めてあげましょう(直接身体に当たると火傷する可能性があるので注意)。ゴワゴワしたタオルよりふかふか生地のブランケットなどの方が母猫をイメージしやすく、仔猫の精神的な安心感に繋がりやすいのでおすすめです。

体温を確保したらなるべく早く動物病院へ。仔猫の状態を判断し、必要な処置と栄養や排泄の仕方を教えてくれるはずです。

生まれたての仔猫を育てる上でとくに重要なポイントは、①体温の確保、②栄養の確保、③排泄の手伝いの3点。栄養となるミルクは母乳の代わりとなる猫用ミルクを仔猫用の哺乳瓶で与えるのがベストですが、すぐに入手出来ない場合は緊急措置として卵黄を溶かした牛乳(あるいは無調整豆乳)でも代用OK。ただしあくまで一時的な代用品であるため、仔猫によってはお腹を壊してしまう可能性もあります。状況を見ながらスポイトやストローで少しずつ口の中に入れてあげましょう。

また、生後1か月頃までは自分で排尿も排便も出来ないので、ぬるま湯で濡らしたガーゼなどで肛門や陰部を優しくトントンと刺激し、排泄を促す必要もあります。

この頃の仔猫は目も見えず耳も聞こえず、自力歩行も排泄も何もできないというか弱い存在。とにかく手間暇をかけてあげましょう。

※【この時期の特徴・注意点】は獣医監修の文章ですがあくまで一般例となります。これに当てはまらない例もありますのでご注意ください

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