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コロナ禍でスイーツ事情が変化?「スイーツ白書」に見る“スーパー&コンビニ”ニーズの高まり

  • 2021年3月13日
  • Walkerplus

国内のチルドスイーツメーカー大手のモンテールが、「スーパー・コンビニエンスストアの洋生菓子」に関する調査結果などをまとめた「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2021」を作成。今年はコロナ禍ということもあり、「コロナ禍における生活とスイーツ市場の変化」という切り口でも調査をしているが、最新データでは、「スーパー・コンビニで購入するスイーツに使う金額」が増加していることや、多くのリモートワーカーの間で「スーパー・コンビニのスイーツを食べる回数」が増加していることなど、コロナ禍においてスイーツ事情が変化していることがわかった。

「スイーツ白書」2021年版の調査結果は、3月12日の「スイーツの日」に合わせて発表された。「スーパー・コンビニエンスストアの洋生菓子」に関する調査は、2007年から2020年までインターネットで毎年実施されており、16歳~64歳の男女約1000人が対象。「コロナ禍における生活とスイーツ市場の変化」に関する調査は、2021年1月29日から2月1日に、16歳~64歳の男女2400人(スーパー・コンビニの洋生菓子を月に1回以上購入かつ食べる人)を対象に実施された。

まず、「スイーツを買う場所・理由」を聞いてみると、1位は「スーパー」67.5%(昨年67.0%)、2位は「コンビニ」58.4%(昨年55.5%)、3位は「専門店」20.8%(21.2%)という結果に。スイーツ人気ランキングでは、1位が「シュークリーム」74.8%、2位が「プリン」46.0%、3位が「エクレア」40.4%という結果になった。

そして、約4人に1人が「コロナ禍で、スーパー・コンビニのスイーツを食べる回数が増えた」と回答。リモートワーカーでは約4割と、より増加していることがわかった。

さらに、「現在の家族との過ごし方」を聞くと、「スイーツを食べる」が約半数に上ることが判明。「スイーツを食べる理由」については、「小腹を満たすため」「自分へのご褒美として」「ストレスを緩和するため」の声が集まった。ちなみに、「小腹を満たすため」という理由は、コロナ前から8.6ポイント減少。「お家時間を充実させるため」や「ストレスを緩和するため」など、気持ちに寄り添う理由がコロナ前より増加した。

また、2020年におけるスーパー・コンビニで購入するスイーツに使う金額は、平均202円で昨年の195円よりも7円アップ。男性は208円、女性は197円で、男性のほうがお金をかけているようだ。しかも、男性10代は高価格スイーツに最も抵抗がないことも判明。彼らは「平均244円」使っていることがわかった。ちなみに、スイーツに使う平均金額が最も低いのは女性50代(平均184円)という結果に。

スイーツジャーナリストの平岩理緒氏は、「コンビニ業界自体はコロナ禍で苦戦しているが、スイーツはここ数年の好調に続き堅調のよう。コンビニ利用者はここ数年、若い世代より50代以上の利用割合が高まっていたが、コロナ禍によって若い世代の自宅近隣のコンビニ利用が増えているのか、それがスイーツだけの傾向なのかは気になるが、Z世代に当たる20代やさらに若いα(アルファ)世代も含め、コロナ禍は、今後の消費の方向性も変えたといえるだろう」と、調査結果を踏まえてコメントしている。

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